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柚月裕子 / 小学館 (259件のレビュー)
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総合評価:
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sakiko1952
幼女2人を殺めた女性死刑囚、最後の言葉は「約束は守ったよ、褒めて」 事実と真実が反転する慟哭のラスト
投稿日:2024.04.27
本
閉鎖的な地方の幼女殺人犯。 最後の言葉の意味を模索する、 遠縁の吉沢香純。 無垢というにはあまりにも 切ない犯人の響子ちゃん。 この時代設定は、いつ頃なのだろうか。 令和の現代ならば、逃げられたのかな…。 地主の自尊心、小作人の卑屈。 そして、墓へのこだわりから。 重く心に残る話でした。続きを読む
投稿日:2024.04.24
まさる
一気に読破しました 切なさや人のタイミングについて考えられずには いられませんでした 人と人が支えあうことが、想いが通じることが 大切だと思います
投稿日:2024.04.21
きなこもちこ
このレビューはネタバレを含みます
読み終えたあとの切なさと重たさ。 しばらく現実世界で引きずるような感覚に見舞われました。 嫌な田舎の風習というか… 何年経ってもあるものなんですね 本当に救いのない感じがなんとも… もう1度読もうとは思えないかな 切なくて苦しくなってしまう。
投稿日:2024.04.17
夲子
初読み作家さん。 実子と近所の女児の二人を殺害した、女性死刑囚キョウコの最期の言葉の謎を追って、親戚のカスミがキョウコの故郷である青森を訪れる。 ミステリーとしては大変地味な作品だと思うが、センセーショナルな事件、結果だけ見れば到底理解出来ない事件と言うものが、どのようにして起きたのかを考える助けになる良作だと思う。 凄惨な事件の動機を、犯人の生育環境や人間関係、病歴から探し出して、あまり一般的でない点を見つけ、自分と比較して「私は違うから安心」と事件を切り離す。普段そうやってニュースとの距離や心のバランスを保っている。しかしそうやって、事件の芽を見逃していっているのかもしれない。 キョウコの家族や性格が異常かと言われると、問題はあるが破綻しているとまではいかない。人生の要所で少しずつ悪い方へ転がってゆき、少しの間隙には魔が差す。凶悪な犯罪は別の世界の住人の突飛な行動ではなく、ごく日常の、最悪なタイミングで訪れる小さなきっかけで起こる事なんだと思う。 親の道は子が通ると言われる。親の選択と違うものを選び続けても、似たような困難にぶつかる。理不尽に分かち難い親子の縁は宿業だろうか。乗り越えるためには自分の努力と、どうしても他人の力が要る。キョウコに誰かがいてくれたら。些細でも重要な場面に少し手を貸せる人がいたら。 自分も、身の回りの他人も、取りこぼしたくないと思った。
lili
自身の娘と他人の子供を殺めた響子。 死刑囚となり、執行後の納骨を機に親戚の香織が本家を訪ねて、事件の真相に辿り着く。 三原家という地主に、雇用人側の家が嫁いだことによる権力関係。 今でこそ考えられないが、辛いことが多く、目的は同じ故郷でお墓に入ることであった。 客観的には、解決の手段は他にもあったのではないかと思ってしまったが、 当事者にしかわからない何かがあるように思われました。 お墓問題はまだ先ですが、終活という言葉もあるので先を見据えながら考えていきたいです。
投稿日:2024.04.14
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