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落合陽一 / PHP新書 (94件のレビュー)
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横
忘れる読書 著:落合 陽一 PHP新書 1330 筑波大学で、メディアアーティストをやっている筆者が送る「デジタル時代の真の教養を身につける本の読み方」が本書です ちょっと違和感がある部分もありま…すが、いろんな本の紹介もあり、本というものへの向き合い方、見方が変わりました。 紹介している書籍を読んだことがあると、ちょっと嬉しい気持ちになりました。 気になったのは、以下です。 ■はじめに ・時代の変化にまつわる情報を受け止め、整理することは生きる上で欠かせないタスクになりつつあります ・ネットの中に流れるバズニュースを読み飛ばすのではなく、考え抜く、思考体力が必要です 今の時代に読書をする意味は何かと問われれば、 第1:思考体力をつけるため 第2:気づく力をつけるため 第3:歴史の判断を学び、今との差分を認識するため と私は答えるでしょう ・読んだ内容を覚えていようと思ったことはなく、むしろ忘れるために本を読んでいます 本を読み通さずにざっと読む、ザッピング読み 何回もパラパラと読んで内容を把握する、周回読み 一気読み 自分の頭の中にそれぞれの本の脳内マップを作り、較べ読み をすることで本の内容を血肉にしています ■持続可能な教養 ・まずは物事を抽象化する思考を鍛えること、そして、次に、気づく能力を磨くこと ・抽象化する思考を鍛えるには、読書が向いています ・アイデアとは、考えるものではなく、誰も手をつけていないことに気づくもの ・気づく能力とは、課題を見つける能力 ・教養がある人は、ひとまとまりの情報、が頭に入っている ・そもそも、本を読まないと、本を書ける人にはならないでしょう 教養も主張もない人が書く本は、どこまでも空疎です ・教養とは、抽象度の高いことを考える力、知識と知識をつなぎ合わせる力、自分でストーリーを練り上げる力です ・人生百年時代を生き抜こうと思ったら、決めた一点に的を絞って、ひたすらその一点を掘り下げて、知識を蓄えていき、誰もやったことのないことをやり続けていく必要があるということです ■忘れるために、本を読む ・クリエイティブであるための知的技術は、読後に自分の中に残った知識や考えをざっくりと頭にいれ、フックがかかった状態にしておくことです ・何かを読んで地域を得た時、適度に忘れていくことが大事 ・目次は読まない 本の目次から読むと、かえって目次の文言に引きずられて思考停止になってしまうことがある ・目次を読まずに本の内容を大づかみするには、周回読みがお勧めです 同じ本を冒頭から終わりまで何周もパラパラめくってざっくり読むのです ・そもそも、本は読み通さなくてもいい、冒頭から順を追って読む必要もない ・サックと拾い読みするのが難しい本もあります。情報量が多く、1頁単位の情報の圧縮率がかなり高い本です ・ザッピングする本と、精読する本は分けています ・文字や資料がつまった教養書は、紙の本で読むことが多い ■本で、思考のフレームを磨け ・思考のフレームワークを増やす読書 ・サイエンティストとは、正しい答えを与える者ではなく、正しい問いを立てる者だ ・独自の問いを軸に読み解いていくと、歴史書や古典を読む意味が深まります ・実践者としてリアリスティックに生きるには、教養が不可欠なのです ・遠いまなざし、による読書も取り入れたいと思っています、つまり、俯瞰力を鍛える読書です ■較べ読みで捉えるテクノロジーと世界 ・言語化は最強の思考ツール ・理系と文系の壁を越えて学べる人が新時代を制す ①サイエンス ②アート ③デザイン ④エンジニアリング ■日本と我々を更新する読書 ・変えたいのなら、まずは、日本の近代を知るための読書を ・日本を亡ぼすのは、軍閥と国家神道である ■感性を磨く読書 ・読書は感性を磨くための方法の1つになる ■読書で自分の熱を探せ ・多動力の根源は、好き、という熱 ・子どもの頃に熱中した図鑑の魅力 目次 はじめに 第1章 持続可能な教養―新しい時代の読書法 第2章 忘れるために、本を読む 第3章 本で思考のフレームを磨け 第4章 「較べ読み」で捉えるテクノロジーと世界 第5章 「日本」と我々を更新する読書 第6章 感性を磨く読書 第7章 読書で自分の「熱」を探せ 本書で紹介した書籍 ISBN:9784569843339 出版社:PHP研究所 判型:新書 ページ数:240ページ 定価:1000円(本体) 発売日:2022年11月09日第1版第続きを読む
投稿日:2024.04.03
物書庵初心
多読、乱読の必要性を身をもって提示してくれている。 著者がこれだけ本を読めるのに、時間がないという理由で本が読めない訳がないと感じる。
投稿日:2024.02.29
aneronies
まず最新刊へコピペ) 【before】この本を読む前の私は、これらのことを知りませんでした。 【気づき】この本を読んで、これらについて気づきを得ました。 【TODO】今後、これらを実行していこうと思い…ます。続きを読む
投稿日:2024.02.28
kwn
●ざっくり感想 落合さんの読書についての考え方、取り組み方、経験談、おすすめの本などが紹介されており勉強になりました。本全体として「忘れる読書」というテーマについて深掘りしているというよりは、もう少…し幅広い印象を受けました。読書を通じてどうやって今の落合さんになったのか垣間見え、落合さんの読書愛を強く感じることができる一冊でした。 「忘れる読書」については、読後に自分の中に残った知識や考えをざっくり頭に入れ、フックがかかった状態、なんとなくリンクが付いている状態で頭の片隅に残しておけば、頭の中を検索すればわかるので記憶しなくてよいという考え方が紹介されています。合わせて紹介されている、忘れることが大事!むしろ忘れよう!という考えはまだあまりピンときていないのですが、文章や内容をそのまま記憶するのではなく、主張に対する自分の考えやキーワードを頭の中に残し自分のものにすることが大事であると理解しました。覚えないと!と思うよりは読書へのハードルが下がりますし、わかりやすい読書への取り組み方なのでいいなと思っています。 ーーーーー 自分のブログから引用 https://kwn1125.hatenablog.com/entry/2024/02/18/170000続きを読む
投稿日:2024.02.18
かきのすけ
読んだものを忘れていい、というのは救いになったような気がする。なんとなく頭に残ったものが、必要なときにふわっとでてきて、詳しく知りたいなら都度調べればよい。確かに。 目次も読まないというのは「えっ」と…思ったが、目次がきっちりしてるのはビジネス書くらい、というのは確かにそうかも。落合さんの読書はコスパタイパを求める読書ではないということがよくわかった。 『忘れる読書』というタイトルは本書の一部を取り上げたもので、全体を通しては落合さんの頭の中を垣間見、同氏を作り上げた本が何かを紹介している、という内容。凡人にはなかなか食らいついていくのが難しい内容も多いが、いろんな分野の本に出会いたい人にはおすすめ。続きを読む
投稿日:2024.02.16
あがた
このレビューはネタバレを含みます
若き知の巨人、落合陽一の読書案内。いわゆる超難解本に全くハードルを感じさせず淡々に語ることができるのは、そこに至るまでの、想像を遥かに凌駕する読書量によるものだと納得。やっぱりスゴイ人はスゴイ本を読んでいることを知れただけで満足。 ■常に問を持ちながら読書に望み、読後はフックがかかった状態にしておく ■読書は点と点を繋げる力を養う ■内省する力は哲学書で養う ■手に取る本は自分の文脈で選ぶ、でも自分の文脈を養うためには、ある一時期読書に没頭することも大切 読書の目的や考え方は普通の人とそこまで違わない。村上春樹のリズム感を楽しんでいる点にも親近感。 今年はニーチェの「ツァラトゥストラはこう言った」にトライしたい。
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