【感想】私は逃げるとき、いちばん勇敢な顔になる

ユン・ウル, キム・スヒョン, 吉川南 / 学研
(3件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • まりな

    まりな

    かなり哲学だった。
    例えも難しく、文章を解釈することが難しかった。
    しかし、理解することができた時、とても共感した。
    特に共感したのは退屈に耐えられないという文章だ。
    特に会社や人間関係に不満はないがなぜか辛い。その正体が退屈だということに共感した。
    逃走することはマイナスイメージに囚われがちだが、そこに立ち止まって何もしないでいるほうが逃げていると書いてる筆者の考えに個性があると思ったし、勇気づけられた。
    なんともいない感情を言語化することが上手な筆者だと思った。私の知識・経験不足で理解し難い文章もあったので、また三年後くらいに読みたい。
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    投稿日:2023.12.15

  • キキ

    キキ

    「逃げ」の美学について語った本。
    様々な角度から「逃げ」について書いています。
    「逃げる」というと、途中で投げ出す、やり切らずに終わってしまった、負け犬等々、マイナスなイメージがありますが、こちらの書籍は真逆の事を言ってます。
    「逃げ」というより「チェンジ」と言ったほうがいいかも。

    ”逃げるというのは、新しい挑戦をするのと同じだ”

    本の抜粋になりますが、著者の言いたかったことはこの一言に集約されるのだと思います。
    とはいえ、いつでも、なんでもかんでも逃げていいわけではありません。
    逃げる時に重要なお作法も説いています。

    ”Aから逃げるときは、Bで戦って勝利するだけの決意が必要だ。小さな戦いで勝利することが、私たちの生に尊厳を与えるのだ。”

    結果論になってしまいますが、「Bで勝って」がないと単なる「逃げ」(マイナスイメージ)になってしまします。
    逃げるからには、次で勝つ(=幸せになる)、勝ち取る。そうすることで、自身も救われ、他人から見た時も「逃げたんじゃなかったんだね」になるのではないでしょうか。
    何事も覚悟は必要です。

    こちらの書籍は様々な書籍の引用(具体例として使っている)を用いてます。
    著者の語る引用書籍は海外文学から日本文学まで幅広く、どれも興味深いものばかりです。
    選書の参考になります。

    なーーんか今の環境を変えたいんだよな、でも勇気がない。何年も悶々、、、。
    そんな方の後押しをてくれる事間違いなし!です。
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    投稿日:2023.09.07

  • hifumi1232001jp

    hifumi1232001jp

    周囲の状況が変化しているのに目標や手段が同じであり続けることはない。行き先が移転していたり、新しい道が出来たりしていないか、立ち止まって確認、方向転換を促す本でした。たくさんの映画、本の解釈を伴うため未読の作品を読んでみたくなりました。スノーピアサー、グレート・ギャッツビーもまた逃避の物語であることに共感しました。続きを読む

    投稿日:2023.01.05

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