【感想】ばくうどの悪夢

澤村伊智 / 角川書店単行本
(62件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
15
29
14
2
0

ブクログレビュー

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  • ただの本好き

    ただの本好き

    2章目まで読んで、いったい私は何を読まされていたんだ?って思って、更に読み進めて混乱してきて、読み終わった今も実はこれ醒めない夢なのか‥て不安になる読後感。

    投稿日:2024.05.11

  • mach-read

    mach-read

    このレビューはネタバレを含みます

    ★3.5
    前半まで★4
    作中作、夢の中の夢の様相を呈し、何が"現実"かわからなくなる。
    人物紹介もさもありなん。
    後半からは謎もなく冗長。
    子供達ががんばった!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.08

  • ultraman719

    ultraman719

    比嘉姉妹シリーズ第6弾!

    「ばくうど」ってネーミングの由来が、「ぼぎわん」に似てるな。
     ブギーマン
       ↓
     ボギーマン
       ↓
     ボギーワン
       ↓
     ぼきわん
    ※このネーミングの変遷は、正しくないかもしれませ〜ん。あくまでもイメージでごさいます〜w
    作者同じやから、こうなる?

    ネーミングは、ともかく、夢の話なんで、「エルム街の悪夢」みたいな。そら怖いやん!

    いきなり、グロい!
    序章がえぐい!
    後の展開に続くとは言え、いきなり、八つ墓バリのスタート!

    夢って不思議と言えば不思議。
    ええ夢もあるもんなぁ〜
    こんな夢見せられたら、現実に戻って来たくない気持ちは分からなくはない。
    でも、自分自身の想像で見る夢は、ええけど、それが見せられてる(魅せられてるかも?)としたら…
    それも、バケモンに!
    操られているとしたら!

    しかし、嫌なバケモンやな。
    寝てる時ぐらい誰にも邪魔されんと楽しみたいやん!現実逃避にしても!
    まぁ、ええ夢ばっかりちゃうけど…
    仕事終わらんし、どうしよう(−_−;)
    的な…

    ストーリーは、夢が現実か、現実が夢か、入れ替わり立ち替わりで、混乱しきり。

    夢の世界に入って、退治する感じは、サイコダイバーシリーズを思い浮かべる。

    最強のお姉ちゃん登場するから、まぁ、何とか退治してくれると思ってたら…

    真琴ちゃん〜!
    早く帰って来て〜(T . T)
    次から、誰が主役すんの?(T . T)

    この作者の作品は、ホラーやけど、ミステリー要素もあってお気に入り!
    グロさもあるし(^-^)v
    この単行本が文庫化されんから、その次に進めないから…
    買ってしまいました〜
    もう、その次も、その次も手元に^^;

    感想書いてたら、遅くなってしまった!
    寝よ!寝よ!
    ええ夢見せてね〜!
    続きを読む

    投稿日:2024.05.04

  • ゆきやまま

    ゆきやまま

    比嘉姉妹シリーズ。東川西市T台に歪んだ憎しみを募らせた男が総合病院の産科病棟で大量殺戮を繰り広げる衝撃的な場面から幕を開ける。事件で妻子を失った樋口を慰めるため、定期的に集まる学生時代の友人たち「片桐軍団」とその子供たち。以降はリーダーである片桐の息子「僕」の視点で悪夢が現実に干渉してくる恐怖の日々が描かれる。親への恨みで自分たちの命が狙われているのか。軍団の一員野崎と妻の真琴の協力で「僕」は「ばくうど」の悪夢から逃れる方法を模索するーー

    えっと、総体的にはとても面白かった。中盤、全てが解決したように見えてからの世界がひっくり返る展開は澤村作品らしく、それまで感じていた小さな違和感が見事に回収されるカタルシスもちゃんとある。琴子さんが「僕」の命を執拗に狙うカラクリも腑に落ちる。そこからまさに本当の戦いが始まるわけなんだけど、個人的には何故か失速してしまった。

    (以下かなりネタバレに触れます)

    ここから先は上手く説明出来る気がしなくて、誰にも理解してもらえない前提で書くけど(笑)、澤村さんはこの作品をフレディ・クルーガーに捧げている。フレディはホラー映画『エルム街の悪夢』で夢を介して襲ってくる殺人鬼。夢で殺されると現実でも死んでしまう。本作の「ばくうど」もたしかに同じように夢に現れて魂を喰らう化け物なんだけど、見せてくるのは悪夢ではなく、本人が望む世界なのだ。つまり自分に都合の良い、心地いい世界。琴子さんが現実では死んでしまった弟妹たちと一緒に暮らしていたり、それこそ片桐は現実では得ることがなかった物書きの仕事、妻子、友人たちに尊敬される世界。この設定もたしかに虚しく、恐ろしいことではあるが、いかんせん恐怖が感じられなくて。いや、三人で夢に入って化け物退治するのはまさに『エルム街の悪夢3』を彷彿とさせるのだけど、だからこその期待したような恐怖描写が欲しかったというか。現実かと思っていたら悪夢に変わる前半部(片桐の世界)の描写とかが私は怖いというか、好きだと思ったのだ。だから主役が劉くんにスイッチしてしまった現実パートからは、どう解決するのかは気になりつつも、ページをめくる手は失速してしまった。

    あと完全に退治しきれてない状態で終わっているのもあると思う。こんなにボリューム割いたのに、なぜここで終わるのかなぁ。だったらもう少し書いてちゃんと終わらせてくれても良くない?
    そう思ってしまうのは毎回面白いものを読ませてくれる澤村さんへの期待度を高くし過ぎた私だけですかね(笑)。どっちにしろ次の長編も楽しみにしてます。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.27

  • ミサト

    ミサト

    冒頭から胸が悪くなるような描写といい、眠ると悪夢に殺されるという設定といい、久しぶりにどっぷりホラーに浸かりました。
    構成にひねりがあるのも、さすが人気シリーズ。
    最後の「○○○○(人物名)へ」の遊び心なのか皮肉なのかの一文には痺れました続きを読む

    投稿日:2024.04.21

  • ねここ

    ねここ

    今年初の読了は澤村伊智さんのホラー。おなじみの比嘉姉妹。凄惨な描写から始まり、ジェットコースターに乗っているかのような展開で、これは悪夢か現実か、どんどん引き込まれていきました

    投稿日:2024.01.14

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