【感想】魔女の宅急便

角野栄子, 林明子 / 福音館書店
(148件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
57
52
22
2
0

ブクログレビュー

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  • ポメ

    ポメ

    このレビューはネタバレを含みます

    昔、雑貨屋で買った魔女宅原作を十年以上ぶりに初めて読んだ。
    キキの一年間の短編詰め合わせのような感じ。とんぼとの交流も映画とは全然違ってて、最後の方はちょっと甘酸っぱかった。ふるさとよりコリコの街が身近になってしまったところが、ひとつ大人になった感じがする。オソノさんの別れのシーンで泣いてしまった…第二の母なんだ。キキは数々の問題を解決できる柔軟で賢い子だと思う。たまに失敗するけど。少女の成長と自立をとても上手く書いていると個人的に思った。

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    投稿日:2024.05.20

  • 岡崎コウタ

    岡崎コウタ

    【購入動機】
    あるテレビ番組で原作のことをしり、是非とも読みたいと思って購入。

    【ざっくり概要】
    ほとんどの人がジブリ版から入ると思うけど、アニメの展開はオリジナルで、原作では飛行船が墜落しそうになったりしない。が、基本的な設定や登場人物は原作のままで、「魔女の宅急便」という仕事をこなしながら少女キキが大人になっていくという、一言でいえば少女の成長物語。

    【よかった点】
    児童向けということもあり、絵本のようなテンポの良さがとてもいい。また場景描写もとてもきれいで、天気のいい休日にゆっくり読みたい作品だと思った。

    とくによかった箇所があって、それはキキが一人立ちする直前に言った一言。一人立ちするのは不安でないか?と問われたキキは「プレゼントの箱を開ける前みたいな、わくわくした気持ち」と答える。好奇心旺盛で負けず嫌いなキキの性格が見事に表現されていて、とても良かった。

    【イマイチな点】
    あえて挙げるなら「スリリングな展開」がない点。でも児童向けの作品でそれを言ってもなあという感じがするので、これは完全に好みの問題だとおもう。

    【どういった人にオススメできるか】
    子供へのプレゼントでもいいし、心が穏やかになれそうな作品が読みたいという大人にもオススメできそう。
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    投稿日:2024.05.10

  • rsuch0309

    rsuch0309

    このレビューはネタバレを含みます

    金曜ロードショーでの放映のあと、原作者のかたが映画は全然別物だ、と言っていたYahooの記事を目にしたので、読んでみた。
    ちょっと前に、原作者の意向に沿わない実写化ドラマが話題になったこともあり、どう違うのかが気になった次第。

    このお話はこのお話、ジブリの作品はジブリの作品、というのに納得。
    オソノさんの子供が、かなり初期に生まれたことに驚き、似通ったエピソードが出てくるのか?と思えばそうでもなく。

    脳内でジブリのキキに変換されることもなく、挿絵のキキでスッと入ってきた印象。

    次巻以降も読んでみようと思う。

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    投稿日:2024.04.16

  • 穂山かおる

    穂山かおる

    このレビューはネタバレを含みます

    爽やかな気持ちで読み終わった、素敵な作品。ジブリ映画の中でも指折りに好きな話だったが、ずっと原作を読めていなかったのが気がかりだったので、この機会に読めて良かった。
    映画のようなハラハラとした展開はほとんどなく、安心して落ち着いて読むことができた。頭を悩ませるような依頼内容もあるけれど、機転を利かせて成功させるキキの発想や行動力が面白い。

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    投稿日:2024.04.11

  • ちくわ

    ちくわ

    電子書籍で読んだ。
    13歳の魔女のキキが知らない街に出てひとり立ちをする話

    ジブリのは何度も見たけど、原作初めて読んだ。

    エピソードは違ったけど、キキが「魔女の宅急便」をひらいておとどけものをするのは同じ。
    ハプニングもあったりして楽しく読めた

    最後里帰りする場面が、自分の上京して初めての帰省を思い出してじーんときた
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    投稿日:2024.04.07

  • megatonpansy

    megatonpansy

    このレビューはネタバレを含みます

    24.3.30
    13歳になった魔女のキキが修行のために故郷から離れ、海の見える大きな街で宅急便屋さんとして働く話。
    ジブリの映画しか見たことがなかったけど、パイの受取を嫌がられたり、とんぼと自転車で飛んだり、魔法が使えなくなったり、気球船が飛ばされたり、みたいなドキドキするシーンは原作になく、子供向けの本らしくキキも楽しみながらお客さんの荷物を届けてあげる、優しいお話です。
    特に思春期のキキと母親との親子愛が強く描かれている気がします。13歳ぐらいの年頃って親と近くに居すぎるから、反抗期が起きるのかもしれない。
    とんぼがまさか魔女のコスプレしてキキから拝借したほうきに乗って飛ぼうとしていたとは…笑。その後、ほうき折られてもすぐ許してあげるキキの優しさにとんぼも惚れたんだろうな!
    ミミちゃんの話が好きだった。都会のませた女の子かと思いきや、キキのことを大人っぽくて嫉妬していたのが可愛いし、それをちゃんとキキに話て打ち解けられたのが、まだまだ子供って感じで可愛い。大人は大人、子供は子供って雰囲気のキャラクター達なことも、違和感なく読める。
    ジジが猫とは思えない毒舌さと、猫っぽい愛らしさを併せ持っていて可愛い。おばあさんからもらった腹巻きをずっとしてたの可愛すぎる。

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    投稿日:2024.03.31

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