【感想】教養としての「ラテン語の授業」

ハン・ドンイル, 岡崎暢子, 本村凌二 / ダイヤモンド社
(25件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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    哲学の授業のようでスラスラ読めた。
    ラテン語を本格的に教えてくれる訳では無いが、ローマの時代の歴史などと絡めた説明がとても面白かった。

    投稿日:2024.03.24

  • 1085kitutukee

    1085kitutukee

    このレビューはネタバレを含みます

    語学書ではなく、ラテン語を軸とした随筆。古代ローマからキリスト教、著者のイタリア留学など幅広い。

    ラテン語は難しい!

    古代ローマでは「男性間の淫乱罪」があり、紀元前149年「スカンティニア法」により金貨100枚の罰金刑に処せられていた。
    一口に古代ローマといっても、古代ローマは長いので、年代によって法や習慣が変わってしまうことが、私にとって学ぶ上での難点だ。
    古代ローマは同性愛に寛容だと思っていたし、罰金刑は初めて知った。
    女性間でも罰則はあったのだろうか。

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    投稿日:2024.03.06

  • wordandheart

    wordandheart

    ロタ・ロマーナ(バチカン裁判所)の弁護士をしている著者が、自国の韓国の大学でおこなったラテン語の講義の記録をもとにした書。今の時代、教会の裁判所とはどんな役割を担っているのか、ちょっと想像できないがそれはさておき。ラテン語の文法の話も出てくるが、それ以上にラテン語のさまざまな言葉を通じて、歴史、宗教、哲学、そして人生について考える書と言った方がよいだろう。宗教者として学生たちに語りかけている言葉が、静かに心のうちに流れてゆく。日常の些細なことでざわついた心を落ち着かせるように静かに語りかけてくる。
    歴史的なラテン語の格言なども多く引用され、ラテン語の入門書としても面白い。ただ、文法上の説明については、疑問を呈するSNSがあるので、若干の注意が必要であろう。しかしそれを差し引いても読むに値する。
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    投稿日:2024.02.23

  • 曖昧まいん

    曖昧まいん

    ラテン語について学びたかったのに、人生教訓本というか、豆知識本というか……自分が求めていたものとは違った。語学をしたい人向けではない。

    投稿日:2024.02.05

  • izzy

    izzy

    このレビューはネタバレを含みます

    この先生の授業を生で受けてみたいと思わせる一冊だった。少し経ってからもまた読みたいと思った。
    中身はラテン語の単語やフレーズから、その背後にある文化的な意味や歴史、宗教のことなどを解説していた。
    また、最後の方はラテン語を通じて哲学を学んでいるように感じた。より良い人生にするための哲学をラテン語を通じて教授してくれる一冊だった。

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    投稿日:2024.01.12

  • おぬま

    おぬま

    図書館で借りた。
    著者は韓国人で初のロタ・ロマーナ(バチカン裁判所)の弁護士にまで登りつめた方。語学書ではなく、あくまで教養を学ぶ本と考えてもらった方がいい。著者のイタリアでの留学経験を踏まえ、ラテン語という側面からさまざまな教養を学べる授業だ。実際韓国でも人気の授業となっているらしい。
    たしかに、人文・社会科学的な教養を感じられるが、「ラテン語を学ぶ」という側面が弱すぎた印象も否めない。私はその点で物足りなかったかな。
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    投稿日:2023.11.09

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