【感想】秘められた神々

平藤喜久子, 古川順弘 / エムディエヌコーポレーション
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ktymknj

    ktymknj

    記紀にちらっと出てくる神を含めて記紀神話から見ると非正統的な神々を概説。近世末~近代に新興宗教で作られたものはともかく(それはそれでどのように作られたかは興味深いが)、一筋縄ではいかない神々の世界を知ることができる。今私が興味を持っている第六天は載っていないし、有名なアラハバキ神などにも触れられていないが日本における信仰の在り方を考えるために必要な本だと思う。平藤喜久子氏が監修というせいもあるのか、興味本位ではなく割とちゃんとした考察をしている。まだまだ「秘められた」というか一般的に知られざる神々は多いと思うので続編も期待したい。続きを読む

    投稿日:2023.04.19

  • 道標

    道標

    5章仕立てのうち、
    1章「記紀神話にうごめく謎の神々」
    2章「記紀には出てこない古代の神」
    5章「知られざる謎の民俗神」
    …が、特に面白い。

    投稿日:2023.02.05

  • hakuhatu

    hakuhatu

    『古事記』『日本書紀』の神話には、アマテラス、スサノオといった誰もが知る有名神が登場し、現代の日本人にはすっかり馴染み深いものになっている。
    しかし、国家的な権威のもとに編纂された記紀神話はしょせん官製であって、その背後に長大な前史、あまたの異伝、庶民の素朴な信仰がある。
    本書では、このような視点のもと、記紀神話からは漏れた神々、記紀神話での存在感は薄いが重要な神々、あるいは神仏習合や新たな信仰の影響を受けて発生した謎めく神々、一時は熱心に信仰された流行神など、総じて言えば、オーソドックスな神統譜からは外れた「異端の神々」に着目する。
    各神にまつわる神話・伝説を紹介しながら各神のルーツを探り、特色や神社・歴史などとの関係などについて論じると、こうした秘められた神々こそが、日本人の精神を形成してきたことがよくわかる。
    一般的な「神様名鑑」では物足りない、そのような読者にお勧めしたい一冊である。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.26

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