【感想】ウクライナ戦争の200日

小泉悠 / 文春新書
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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8
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ブクログレビュー

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  • kojirok1222

    kojirok1222

    この戦争で一躍有名になった感のあるロシア軍事安保研究者である著者の対談集。

    7人の対談相手の人選が面白く、この戦争を契機としてロシアの軍事、文化、歴史、地誌などいろいろな側面が語られる。

    ある時点の断面なので戦況など既に古びてしまったものもあるが、普遍的な考察も多々含まれる。

    バランスが取れつつ徹底してマニアックな著者ならではの奥深い対談と思う。
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    投稿日:2023.07.10

  • ちびっこ

    ちびっこ

    ウクライナ戦争をテーマとして7つの対談(うち1つは鼎談)が収録されています。「ドイツと中国から見るウクライナ戦争」(×マライ・メントライン×安田峰俊)、「ロシアは絶対悪なのか」(×東浩紀)が特に面白かった。続きを読む

    投稿日:2023.03.14

  • 月猫夕霧

    月猫夕霧

    イズムィコ先生が22年秋に出した対談本。雑誌での対談をまとめたものなので対談の時期には若干のばらつきがあります。
    いろいろな種類の方との対談が入ってますが、一番話がかみ合ってるのは軍事専門家(高杉氏)。それと歴史を踏まえた会話のできるヤマザキマリさんもよい感じです。外国の視点からの最終章も話がかみ合ってましたし、最初の章を除けばちゃんと対談になっているのがイズムィコさん、流石です(最初の章は、相手に問題があるだけのこと)。続きを読む

    投稿日:2023.02.01

  • TAMA

    TAMA

     著者は、ロシアのウクライナに対する蛮行が時計の針を百年戻しており、ロシアの蛮行を許すべきでないという個人的なスタンスをとりつつ、ロシアや中国といった専制国の価値観を自由主義陣営の価値観に当てはめて、ロシアを一方的に断罪して追い詰めることの危険性を論じている。
     国際的な政治力学は善悪だけで決定されないし、感情を差し引いたリアリティで考えなければならないものだと改めて気付かされた。
     本著は感情を超えた政治のリアリティを論じており、著者と有識者の対談形式により難解なテーマが理解しやすく記されている。
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    投稿日:2023.01.30

  • 信三郎

    信三郎

    ロシアの軍事・安全保障研究者の小泉氏と7名の著名人との対談
    対談した方は以下の通りです。(敬称略)

    東浩紀(評論家・作家)
    砂川文次(小説家)
    高橋杉雄(防衛研究所防衛政策研究室長)
    片渕須直(アニメ映画監督)
    ヤマザキマリ(漫画家・文筆家)
    マライ・メントライン(エッセイスト)
    安田峰俊(ルポライター)

    マニアックな軍事の作戦・戦術の話から国家間のパワーバランス・外交の話、国民生活と戦争という日常と非日常の交わり方まで、対談した方々の特性に応じた様々な切り口でウクライナ戦争の初戦を切り取って対談してました。

    今、読んでももちろん面白いですが、10年後、20年後にウクライナ戦争を振り返った時、開戦当初はどんな熱を帯びていたのかを知ることができる非常に参考になる面白い書籍となりそうです。
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    投稿日:2022.12.23

  • nununi

    nununi

    世界には多様な価値観が混在しているのだということを、改めて理解することが出来ました。

    イズムィコ先生と、東浩紀や砂川文次、片渕須直、高橋杉雄、ヤマザキマリらとの対談集

    開戦から200日くらいまで。今となっては、、、という点もあるけど、リアルタイムで進行中の事象なので仕方ないか。

    このタイミングで読むことに意義があるって感じの一冊。
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    投稿日:2022.12.06

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