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吉住義之助, 小野桂之介 / 単行本 (4件のレビュー)
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おがちゃん
調子に乗って久しぶりに購入した都々逸本。本書は,古典都々逸ではなく,現代都々逸作品を集めている。 わたしは,どちらかというと色恋ものが好きなのだが,サラリーマン川柳やシルバー川柳のような内容の都々…逸も,面白いとは思う(でも,こういうのなら川柳に任せておけよ…とも思う)。現代都々逸作品で「お,気に入った」と思うものは,やっぱり男女のものだったりするからね。もう少し現代都々逸でも自分で作り始めれば,そのよさも分かってくるかも知れないな。 本書にも載っているが,都々逸を作るときの決まりのようなものは…。 「都々逸の作り方」指南 都々逸は,7775のリズムだけれども,作る時には,34,43,34,5のリズムで作るのが一般的(正調という)。これは,もともと都々逸というものが音曲に合わせて歌うことから来ているリズムらしい。 たとえば,美空ひばりの「車屋さん」に出てくる都々逸を聞いてみると, ♪歌の文句にあるじゃないか~ ○ひとの こいじを じゃまする やつは まどの つきさえ にくらしい ○あてに ならない おひとは ばかよ あてに するひと もっとばか という工合になる。YouTubeで聞けるので,聞いてみてね~。 最後に,本書掲載の現代都々逸をちょっとだけ紹介する。 ・見つからないよに見つかるように 孫と爺じのかくれんぼ ・文化国家は天然水を ペットボトルで買って呑む ・粋と云う字は米寿に卒寿 粋に生きてりゃ吉が来る続きを読む
投稿日:2023.12.11
hito-koto
このレビューはネタバレを含みます
①明日があるさと思った昔 明日は知れぬと思う今日 ②ビルの路地裏のれんをくぐりゃ 意地を貫く割烹着 ③何があったかわかったらしい 猫が黙って膝に乗る ④まちにいる日は山里こひし 山にこもれば人こひし ⑤粋という字は米寿に卒寿 粋に生きてりゃ吉がくる 小野桂之介「都々逸っていいなあ」、2021.10発行。短歌・狂歌は57577、俳句・川柳は575、都々逸は7775。見せるつもりで詠んだと思う 母の短歌に泣かされる
投稿日:2023.08.14
ギガゴ
音を楽しみゃ 心も楽し 現代都々逸 此処に有り グレートドドイツァーの能力をもっていたら、私の駄作加減に本が消失しそう… 本作の都々逸は直感的にどれも面白い! 都々逸が気になる人も、知らなかった人も…、とりあえず一章読んで欲しい。続きを読む
投稿日:2023.07.20
道標
都々逸。言葉自体は見ていたけれど、具体的なことは何一つ知らなかった。7775が区切りなのか。 俳句や短歌ほど制約もなく、言葉も平易でわかりやすい。もっと流行っても良さそうなもんだけどなぁ。
投稿日:2022.04.04
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