【感想】見立て日本

松岡正剛, 太田真三 / 角川ソフィア文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Norio Sasada

    Norio Sasada

     いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
     松岡正剛さんの著作は久しぶりです。もともとは10年ほど前の週刊誌への連載記事の再録ですが、それをベースに現在までの小文を大幅に追加したものとのことです。
     正剛さんが切り出したキーワードと写真(撮影:太田真三さん)とのシナジーが楽しみで手に取ってみました。
     ただ読み終わっての感想。チャレンジングな企画だとは思いますが、パラパラと乾いた感じがして、ちょっと私には合いませんでした。残念です。
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    投稿日:2023.03.02

  • supermichael211

    supermichael211

     以前、「週刊ポスト」に連載した内容を書籍化し、「現在の日本から何が連想され、暗示され、寓意されるのか」を訴えることを意図したとあります。494ページもありますが、半分は写真なので気の向いたときに読める感じです。
     とは言っても、松岡正剛氏の博覧強記には圧倒されます。日本の伝統・文化・風物・風習などの様々な側面を、見開き2ページで記載していますが、日本人でありながら知らないことだらけ。「三猿は実は四猿」、「近世日本の稀にみる軍縮(江戸時代に木版活字や鉄砲製造をやめ、浮世絵・花火などに転換)」、「漢字の『運』は軍を動かす意で、転じて福禍が動く意」、「正月に歳神を迎えるため門松を立て、火を使わないおせちを用意し、客神が帰るまでを『松の内』」、など備忘録的に書かせていただきましたが、「君が代」の原意も恥ずかしながらこの年で初めてしっかりと知ることができました。
     知っていても何の得にもならないのですが(笑)、古来からもつ日本の伝統・文化の奥深さを改めて感じさせてくれる1冊です。
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    投稿日:2023.01.04

  • tagutti

    tagutti

    <目次>


    <内容>
    週刊ポストに2011年6月~2013年7月に連載された記事をまとめ、加筆したもの。日本の特徴である、「見立て」を120のコンセプトで写真と共に見開き2ページにまとめたもの。端的に言葉を説明してくれているし、意外なものを結び付けてつなげてくれる(ショウライ=「請来」<外国から大事なものを>・「招来」<招いてでも何かがやってきてほしい>・「将来」<何かがもたらせさせることすべて>)。言葉をうまく使えていない現在、もっと言葉を知りたいし、教えていきたい。続きを読む

    投稿日:2022.10.12

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