【感想】不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき

おおたとしまさ / 集英社新書
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
2
1
1
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • komoda

    komoda

    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721225-9

    投稿日:2023.08.13

  • ぷぅ

    ぷぅ

    とても興味深く読んだ。
    子供たちが学ぶことを楽しみ、希望をもって生きる力を獲得するたに、私たち大人が「不登校」という言葉に対する視点を変える必要があると感じた。
    「学力より、学歴より、社会情動的スキルより、親(最も信頼を寄せている大人)からの太鼓判が最強の生きる力になります」。いわゆる進学校、つまりエリートと呼ばれる子供たちが集まる学校のことも多く取材し、本を書いてきた著者が言うこの言葉は説得力があり、多いに共感した。続きを読む

    投稿日:2023.06.18

  • 大吉堂

    大吉堂

    学校に行かないと決めた後、その先の選択肢が様々あることが示される。それは決して「学校」の代わりでなく繋ぎでもなく自ら学ぶための手段であろう。
    「不登校」という言葉が「学校だけに頼らない学習スタイル」に置き換えられればいいとの言葉に肯く。続きを読む

    投稿日:2023.02.08

  • るゐ

    るゐ

    一般的にイメージする「学校」に行かなくても、学べる場所はたくさんあるということを紹介する本。

    ●以下印象に残った箇所のメモ
    ・学校には無理に行かなくてもいいという認識は広まっているが、学校に行かない場合に教育の機会を得るための支援は先が見通せない。学び方が個性的な子どものサポートは、現状ではぜんぶ親がすることになる。
    ・そもそも学校教育の始まりには、子どもに教育を受ける権利を保障するだけでなく、子どもを家庭での強制労働から守る意味もあった。全国でこれだけ同質な教育の機会が提供される教育システムは簡単には作れるものではなく、膨大な利点もある。部分的にでも利用できるのなら利用すればいい。
    ・学校がだめだからその機能を丸ごとフリースクールで代替するのではなく、大人たちが社会の様々なリソースを持ち寄って子供の学習権を保障するための環境を整える発想になることが大切。
    ・子どもたちも社会もどんどん変化するので、常に新しい課題に向かって新しい教育環境をつくっていかないといけない。できあがったシステムを回すことではなくて、常に新しいニーズに気付いて、新しい教育をつくり続ける意識が必要。
    ・旧来の「学校」「先生」の枠組みにとらわれないこと。
    ・モザイク模様の学びの環境を目指す(ランチの例えがとてもわかりやすかった)。人によって塗り残しや色むらができるであろうが、子どもたちみんなの学びの履歴を重ねあ合わせると、塗り残しやムラなくしっかりと塗られたモザイク模様ができあがるはず。
    ・大人になってから学ぶのが面白く感じられるのは、テストのためという呪縛が無いから。もし日本中の教員が、テストで点を取らせることを忘れて純粋に自分が専門とする教科の魅力を好き放題に語ってよいことにすれば、生徒には相当な教養が身につくはず
    ・メリトクラシー(能力主義・成果主義・功績主義)に取り込まれずに生きてもらうために親が子どもにできることとしては、「君なら大丈夫。堂々と生きていきなさい。困った時にはきっとそばにいるから」と言ってやること。根拠はなくても、心の底からそう信じる。
    ・「学校」をちゃんとしすぎないようにしよう
    ・駄菓子屋みたいなたまり場(子どもたちの社交場であり、お小遣いを実際に使ってみるなど、直接社会とのかかわりを経験する入口)
    続きを読む

    投稿日:2022.11.27

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。