【感想】砂の上の1DK

枯野瑛, みすみ / 角川スニーカー文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ebshi1004

    ebshi1004

    【砂上の楼閣のような関係、最期の一瞬まで自分らしく在れ】

    未知の細胞に寄生された少女と逃避行の物語。

    産業スパイの青年、宗史の破壊工作に巻き込まれ、生死の境目に立った沙希未。
    そんな彼らの関係のすぐ傍に居た未知の細胞、アルジャーノン。
    瀕死の沙希未に寄生する事で、九死に一生を得る。
    しかし、命は助かった物の、彼女の体に寄生した細胞により、自意識は酷く曖昧な物になる。
    だが、宗史との共同生活によって人間らしさを獲得していく。
    終わりが確約された関係だとしても、その一瞬まで自分らしく在る事で。

    幸せに満ちた結末を迎えるのだ。
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    投稿日:2023.04.22

  • らいら

    らいら

    産業スパイの青年と少女に宿った未知の存在・アルジャーノンとの、わずか5日間の儚い生活。
    1つの体に2つの生命が宿ったことから発生するヒューマンドラマが描かれた、心温まりつつも残酷な物語で、切なさの募る作品でした。おもしろかったです。
    終盤は序盤と打って変わって怒涛の展開でしたが、主人公が戦いに挑む姿はかっこよく、スイスイと読んでいけました。
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    投稿日:2022.09.15

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