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松本清張 / 文春文庫 (5件のレビュー)
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本間海那
連作短編をつなぐダイヤ。たまたまそれが事件の渦中に入っていく。時代を超えていく様は、ある種のビルドゥンクスとも思えるが、ダイヤは語らず。最後まで、あるいは結論をボカシながら、重ねていく手法は、昨今では…少ないかも。様々なトリックも駆使しており、安心して読める清張ならでは、かな。続きを読む
投稿日:2023.10.29
PINKDIAMOND
人を不幸にするどころか殺人者にしてしまうダイアモンドの話なのだけど、ダイアが人を狂わせるといったような記述は一切なくて、ただの小道具に過ぎないのが良いです。行方知れずや埋められそうになってもまた誰かの…手に渡るのも不思議な魔力があるからか。最終話のオチは秀逸でした。続きを読む
投稿日:2023.05.14
りゅうちゃん
昭和初期、九州の炭坑主が娘に買い与えた3カラットのダイヤの指輪が、持ち主を変えて それに関わる人の運命を変えていく。12話の連作短編集。昭和初期の戦争による人間の業や欲望で殺しに発展するドロドロの人間…関係。愛憎は紙一重というのが生々しいほど表れている。女も男も欲の塊で、清張らしい。続きを読む
投稿日:2022.12.11
よおこ
第二次世界大戦前夜から高度経済成長期までの日本の歩みをこんな風に読ませてくれるなんて、さすが。 それにしても、松本清張はホントにタイトルがかっこいいなあ。
投稿日:2022.08.14
文藝春秋公式
【3カラットのダイヤが引き起こす12の悲劇】戦前から戦後にかけて、豪華な指輪が次々と持ち主を変えながら数奇な運命をたどる。欲望と愛憎の人間ドラマを描く傑作連作推理小説。
投稿日:2022.06.08
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