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岡田淳, はたこうしろう / 偕成社 (22件のレビュー)
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マイメロディ
絵に惹かれました。 私が想像する魔女とは違いました。 この魔女さんの話を私もきいてみたいと思いました
投稿日:2022.03.27
こみ
岡田さんの作品が1番好き。 いつのまにかその世界に入り込んでる自分がいる。本当にすごい。 私が好きなお話はひげの魔女。
投稿日:2022.02.24
irodorirodori
このレビューはネタバレを含みます
なんとなく東京子ども図書館のおはなしの部屋の記憶が掘り起こされるおはなしでした。 たいていの小学校にその学校の魔女か、魔法使いがいる。 なんだかそのフレーズを聞いただけで、その魔女たちを統括するのは岡田淳さんだと思ってしまった。 読後には満足感と、想像の方向性は良かったという確信が残る。 この本はもしかすると916分類かもしれない(笑) 「踊り場の魔女」4年生の男の子ケンジ 7月 たしかに「踊り場」って不思議なワード。誰も踊らないのに踊り場。 小学生に「踊り場」って言っても通じないことがよくある。説明すると大抵「踊るのー?」といって軽く踊り出す。設計上のスペースの問題で存在してるんだろうけど、今まで何度か階段の1番上からコケた子が踊り場まで転がり落ちたって話を聞く。踊り場がなかったら無傷で済んでないよなーと思ったりして、じゃあ踊り場じゃなくて、受け止め場じゃあないか。なんてどうでもいいことを考えたりもしてきたが、今回はしっかり「踊る」。なんと楽しく陽気な魔法でしょう。かなりスパッと簡潔で爽やかな話。 そしてきかせたがりやの魔女と出会う大事な章。ファンタジーの中にあって鳥マニアの主人公(4年生)は少しリアル。すっごい虫マニア、すっごいサメマニア、すっごいヘビマニア…etc.魔女や魔法使いよりも高い確率で小学校には必ず何人かいるからね。そして彼らは学校の不思議と遭遇しても不思議ではないオーラを持っている。 「はずかしがりやの魔女」3年生の男の子シュウ 9月 課題は「己のカラを破ること」。ほんとのところ、突発的で「つい」みたいな感じもあって、課題をクリアしたか微妙なとこだけど、シュウと並んで座ってる魔女がカワイイからヨシ。 しかしクロツグミ元人間説はなかなかサイコホラー的思考であって、「ぼく」の闇を見た気がした。サイコホラー児童文学。ニュージャンル。 「ひげの魔女」2年生の女の子ミカ 11月 クロツグミがけっこうガッツリしゃべってサイコホラー説が有力かに思えたが、どうやら元人間ではないらしい。そしていま、主人公の小学校には魔女も魔法使いもいない。不在の学校を選んでチヨジョは来たらしい。 予想外に昼型生活の彼らを、夜に6時間拘束するというブラック体質な報告会でけちょんけちょんにやられた今回のおはなしの魔女。 ブラックなのに飲み食いは自由というアメリカンなミーティングの後片付けを担当して寝不足とイライラマックスだったのにけっこうデカ目の魔法をキメる彼女。 するとちょっと学校から脱走してて1人だけ魔法にかかってないラノベ主人公的小2女子が、ちょっとした勘違いから自分しかみんなを助けられないというよりラノベ的設定に話を転がす。 その魔法解除キーワードが、のちに今回の魔女の通り名となる「ひげ」。いや、小2女子にその解除方法は結構ハードル高いよね。廃校寸前校とかじゃないと…。でも最後の2捻りがかわいらしくって、短いハードワークの話をうまく締めてます。キンモクセイ。 「タワシの魔女」1年生の女の子リミコ 1月 この章は「我が我が」系女子リミコにふくらはぎを踏まれたと因縁をつける懲らしめ系女子「タワシの魔女」のおはなし。いやしかし、透明になって運動場に広く平たく寝転ぶって、そりゃどっちかというとおまえさんが悪いよ。 今回はチヨジョさんとぼくの話の方が濃いめだったような。 魔女の部屋で食べるカレーライスなんて絶対美味しい。私なら月2くらいで食べてる給食カレーと同じ味だったとしても絶対に「むふーー‼︎魔女カレー旨し‼︎」ってなってるのに、正確に味判定ができているあたり「ぼく」はなかなかの冷静ボーイ&グルメボーイ。 おはなしを「そりゃまあ」で始めるチヨジョさん。作文指導でたまに繰り出される変化球みたい。読み初めで「おや?」と思わせることが大事なんだよね。 「しおりの魔法使い」6年生の男の子ナオキ 3月 ナオキに「乱雑です」と即答されないように夏休みにしっかり司書室を片付けようと、本筋と全然関係のないことを個人的に心に決めた章。 古い本に挟まってた「しおりの魔法使い」が、100年ぶりに引っ張り出してくれたナオキに、お礼に願い事を叶えてやろうという流れ。 100年前の本が書庫に!という個人的驚きはスルーされ、主題はナオキの願いへ。 お姫さまと村娘。ビジュアルじゃなくて中身なら「村娘下の下」=「お姫さま上の上」説。そうだろうなー。いや、まてよ。過剰に守られた環境で育った子は、むしろ欲も邪な心もない純真無垢な仕上がりになる説はどうするんだ。などと関係ないことを考えているうちに「ーこんなところに百年も挟まっているような魔法使いに、いったいなにをのぞめばいいのだ?」という厭世的な思考に陥ったナオキが願いを無駄遣いしてしまった。 しかしシュールだけどかわいくて美しい、クスッと笑えるラストはさすが。 今回は魔法使いが牛乳瓶サイズ(この辺の表現が小学生がスムーズに想像しやすくていいなー)だったので、おはなしが始まったページから床が地続きになってるイラスト。それがラストの不思議のイラストが際立たせていてとても素敵です。そして「お!あいつおるやん!」っていう笑いもある。 しかし、このおはなしを聞いた後「ぼく」に衝撃が走る。 どうやらこのおはなしが最後で、もう二度とチヨジョさんもクロツグミには会えないらしい。 「きかせたがりやの魔女」 5年生のぼく 会えないと思っていたのに素敵な偶然によって再開を果たす。いや、それは必然だったのだよ。系のはなしが大好きですが、ほんとに素敵なオチというか。児童書なのにこの満足感はなんだろう。「チヨジョさん、ぼく、五年生だったんだよ。」 「いそがなくても……」って1人になったら絶対唱えてみよう。
投稿日:2021.08.03
hibiehon
小学校には魔女か魔法使いがひとりいるんだって。それぞれ個性的な。お話をきかせたがる魔女と5年生のぼく。チヨジョさんはいい聞き手に出会ったな。この本を読んでいると自分も魔女にお話を聞かせてもらってる感覚…になる。この本の読者もチヨジョさんにとってはいい聞き手だってことだね。続きを読む
投稿日:2021.07.08
apricot-2007
岡田淳さんの、前に読んだ『選ばなかった冒険』が結構怖かったので、今回も怖かったらどうしようと心配しつつ読んだのだけど、全然怖くなかった。そして面白かった! 小学校に住む魔女たちのお話を色々聞かせてくれ…る。踊り場の魔女、ひげの魔女、タワシの魔女、しおりの魔法使いなど。どれもなんだか出会えそうな方たち。 それぞれの学年の目線から、小学校の空気を思い出させてくれる。構成もお見事で爽やかな読後感でした。 はたこうしろうさんのシンプルなモノクロ絵が、作品にとても合っていて素敵だった。タワシの魔女が一番好きだったな。 しおりの魔法使いに、一体どんな愛の物語があったのか気になる(笑)続きを読む
投稿日:2021.01.04
ラッキー
この方の学校を舞台にした不思議な物語は、どうしてこうも面白くワクワクするのだろう。まるで本当に魔女と友達で、話を聞かせてもらったみたいだ。魔女が突然現れて、魔女と小学生のお話をしてくれる…どれも本当に…おもしろい!きかせたがり魔女、定年してるようには見えない(笑) こんな魔女に会えると楽しいだろうなぁ。続きを読む
投稿日:2020.08.18
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