【感想】パワハラ依存症

加藤諦三 / PHP新書
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ホトケ

    ホトケ

    別の人の本で正義脳が働いて人に寛容になれなくなる事が書いてあったが本書で言われているパワハラも根幹は同じ気がする。
    冒頭のパワハラにより亡くなられた方々を見るに胸が痛くなる。ネクロフィズム(名称違ってたらすいません)要素は多分誰にもある、という事は自分もパワハラしかねないし、性悪説というのを信じてしまう。
    個人的な事であるが自分はかなりパワハラされてことがあるし他の人がパワハラを受けているのも見た事がある。仕事能率が下がるというのは本書に書いてある通りだと思う。
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    投稿日:2023.11.15

  • あみゅん

    あみゅん

    パワー・ハラスメントする人間が如何に精神的に病んでいるかを悟る一冊。
    部下をいじめて病んだ自分の心を癒すという甘えすら感じる人間性を感じた。
    自分で自分の機嫌を取れない、子供がそのまま大人になったような人間なのだと再認識した。
    その反面、人間にとって愛情というものが与える脅威。
    愛情を与えられて育った人間と違って、そうじゃなかった人間の憎しみは半端ないもので、世の中に与える打撃は大きいと感じた。
    今の世の中では自分に自信がなく、無意識、無自覚にパワー・ハラスメントしてしまっている方が多く存在しているのだろうと思うと大変恐ろしかった。
    自分も自分の心のケアを真剣に取り組んでいくことで、自分はパワーハラスメントするような人間にはならない!と強く決意した。
    そして自分の娘に対しても関わり方に注意して、愛情に偏りがないようにしていきたいと思った。
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    投稿日:2023.09.30

  • うさぎ

    うさぎ

    読んでると、落ち込んでいく内容です…
    だけど面白くて、飽きずに夢中で読めてしまいます。
    自分に当てはまっていることばかりだった…。
    私はパワハラされやすい側の人間だけど、相手を変えればパワハラする側にもなりえる…。
    心理はわかったけど、自分を変えるにはどうすれば良いんだろう?
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    投稿日:2023.08.07

  • morinokazedayori

    morinokazedayori

    パワハラ、モラハラ、DVなど、暴力による支配と服従の構造がよく分かる。加害者も被害者も第三者も、構造を理解して適切な対処をしていくことでしかハラスメントはなくならない。暴力や支配のない社会こそ成熟した社会をめざして、理解を深め、広めていきたい。続きを読む

    投稿日:2023.06.03

  • ぐにゅ

    ぐにゅ

    パワハラしているされている人、両者ともに不安からくる。母親との愛着に原因を求めすぎているように感じた。

    投稿日:2023.02.04

  • yasu.sasaki611

    yasu.sasaki611

    ■ネクロフィラスとは死を愛すること。それに対するのは性を愛するバイオフィラスである。ネクロフィラスな傾向とは死を愛する傾向である。「死を愛好する者は必然的に力を愛好する」とフロムは言う。
    ■ネクロフィラスな傾向が強い人は話題が常にマイナスのこと。人についても自分についても不幸になるというようなマイナスな情報に興味を示す。
    ■人は不安で自信がないから自分の心をいやすためにパワハラをする。パワー・ハラスメント依存症である。心が安定している人はパワハラなどしない。
    ■不安な人には大量の敵意がある。パワー・ハラスメントする上司には元々大量の敵意がある。小さい頃から心の底に蓄積されてきた大量の敵意がある。
     「基本的不安は潜在的に敵意を含んだ世界に直面した時の不安である。」
    「もし我々が他人を自分自身の意思に従わせる以外に不安から救われ得ないとなれば不安を和らげる方法はどうしても本質的に攻撃的とならざるを得ない。」つまり、不安な意図は怒ることで優位に立とうとする以外に道はない。パワー・ハラスメント依存症である。
    ■依存症は否認の病といわれる。
    ■弱さはずるさに鈍感であり、ずるさは弱さに敏感である。
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    投稿日:2023.01.30

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