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福澤徹三 / 文春文庫 (21件のレビュー)
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Kazuko Ohta
大好きなシリーズの続編が知らぬ間に出ているじゃあないか。いったい何作目まで読んだのか思い出せず、本屋で第7作を手に取ってしばし悩む。早く読みたくて買いかけたけれど、ダブって買うことが最近ありがちだから…思いとどまる。正解。未読なのは第8作以降でした。 今回柳刃&火野コンビと出会うのは底辺ユーチューバーの浩司。閲覧数を稼ぐために激旨屋台に撮影許可を求めてみれば……。 まるでイメージが違うのに、終盤、私の頭の中では藤井風の『満ちてゆく』が流れていました。人は如何に見返りを求めているものか。与え、差し出せば、満ちる。続きを読む
投稿日:2024.05.28
たまネコ♪
たった5日間の出来事だったが、濃厚な内容だった。 主人公は、親ガチャ失敗を嘆き、再生回数が上がらない24歳ユーチューバー。 柳刃さん、酒巻さんの言葉は今の若者に刺さるであろう。 エピローグ、終わり方が…カッコいい!続きを読む
投稿日:2024.05.15
sarubobo-papa
このレビューはネタバレを含みます
侠飯シリーズ 第8弾 書き下ろし。 プロローグ 悩める底辺ユーチューバーと二軒の屋台 ➀激安なのに味は本格。うちで作れる鉄板メニュー ②包むの簡単餃子と博多屋台の名物がビールを呼ぶ ③赤ワインが止まらない。北海道と中華の絶品グルメ ④フライパンひとつで至福の味。海鮮とチーズの饗宴 ⑤イタリア、スペイン、そして岡山の超激ウマ料理 ⑥旨すぎる秋の味覚と本ワサビで食す極上ステーキ ⑦人生最大のピンチ、それでも旨いさらさら茶漬け エピローグ 自分ではなく誰かのだめに。任侠の男がまたひとり 底辺ユーチューバーの浩司が、ひょんなところから柳刃の屋台を手伝うことに。 何をやってもうまくいかず、人のせいにしがちの浩司や登場人物に、人の役に立つ幸せを説く柳刃たち。 テロなどに巻き込まれながら、若者たちは新たなステップへ。
投稿日:2024.02.25
みちょはちゃ
俠飯8 やみつき人情屋台篇 福澤徹三 ∞-———————∞ 人を底辺と蔑んでるけど、自分は売れないYouTuberの浩司。 考え方が現代風すぎてついていけない。親ガチャって時々目にする言葉だけど、乱暴で好きじゃないなと思ってた。感性の違いもあるだろうけど、それを主人公や彼の周りの友人に感じて読んでた。 それと比べてしまうのが、昔ながらの屋台をやってるテキ屋の酒巻さん。全ての言葉が心に直球で入ってくる。 テキ屋=ヤクザと思われて苦労もあっただろうし、この時代に1個100円のたい焼きでは儲けも無いだろうし、「美味しい」って喜んで食べてくれる人のためにっていうのが、ドンピシャに伝わってきた。 自分のためではなく人のために生きるとそれが生きがいになるって言うのは、本を読むものにとっては何度も繰り返し目にしてきた言葉だけど、それって結構難しいことなんだよね。ふと気付くと自分のためのことしかしてない。 柳刃さんと火野さんももちろん好きだけど、酒巻さんが素敵すぎた。 棒餃子が作りやすそうかな。 2023/11/24 読了(図書館)
投稿日:2023.11.24
いのすけ
8作目。相変わらず痛快でおもしろい。 お決まりのパターンなんだけど、読後はいつも気分がいいです。 家にあったラーメンで焼きラーメンやってみたけど、う~む。なんか違う。 サンポー焼豚ラーメンを入手して、再チャレンジしてみようかな。
投稿日:2023.11.18
dsukesan
任俠道とは、人のために損をとれることというフレーズに痺れる。 自分の偏見に気づかずに発する言葉が他人を傷つけることがある。 将来への不安に囚われて今を粗末にするなということと、自らの経験、知見を踏まえ…て心構えを構築していくことなど、胆力の大事さを伝える。 前時代的な価値観かもしれないが、その大切さをエンタメのフォーマットで伝えてくれる小説也。続きを読む
投稿日:2023.07.16
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