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近藤史恵, 坂木司, 篠田真由美, 図子慧, 永嶋恵美, 松尾由美, 松村比呂美, アミの会 / 角川文庫 (42件のレビュー)
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arata
「アミの会」がなんだかわからんが、旅と、その物語のなかで出会う食べ物の短編集。 寝る前に1つづつ読むのがちょうどよかったです。 後半の話はちょっと感情移入するまで時間かかって眠くなるやつもありましたが…、おおむね面白かったです。 一番印象に残ったのはサフィール踊り子に乗って下田に行く話。割と近いから私も体験できそうだからかな。現存する施設に興味を持ってWEBで調べて想像力を補完するのも楽しかったです。 オランダの揚げ物三昧の話も楽しかったです。 【下田×キンメコロッケ】 坂木司「下田にいるか」 【台湾×パイナップルケーキ】 松尾由美「情熱のパイナップルケーキ」 【オランダ×ニシン、フライドポテト】 近藤史恵「遠くの縁側」 【糸島×塩むすび】 松村比呂美「糸島の塩」 【箱館×コーヒー】 篠田真由美「もう一度花の下で」 【サハリン×シベリア風水餃子】 永嶋恵美「地の果ては、隣」 【松山×鯛茶漬け】 図子慧「あなたと鯛茶漬けを」続きを読む
投稿日:2024.03.30
みんみん
このレビューはネタバレを含みます
帯に書かれた、「旅に出たくなる"絶品"アンソロジー!」とても素敵でまさにその通り、という感じでした。どれも前作とは変わって少し遠出をするような料理もですが、旅行もテーマとなっているアンソロジー。 1番好みだったのは図子慧さんが書かれた「あなたと鯛茶漬けを」。タイトル通り鯛茶漬けに注目するのはもちろんですが、主人公が心の中でもがき苦しく、でも食事を通して自分を取り戻す描写に共感しました。食べて美味しい楽しいだけではなく、自分が健やかになる食事、心が満たされる食事を大切にしたいと思わされる作品でした。
投稿日:2024.03.23
cherry00
旅と、食の思い出にまつわるエトセトラ。”初めて”と副題にあるだけあって、非日常。旅に出るきっかけもひとそれぞれ。 下田に行ってみたくなった。 台湾へは派遣で働いている彼女が一人旅、のはずが会社のお使い…もする羽目に。 函館はカフェめぐり。函館の話の内容は重たかったけれど、カフェには行ってみたいな。NHKの”ふるカフェ系 ハルさんの休日”を思い出した。 糸島の彼女たち。出かける前の後ではさぞ印象が変わったことだろう。続きを読む
投稿日:2024.03.13
yo-5h1n
「アミの会」のアンソロジー。 『初めて編』ということで、七編のストーリーは、初めて訪れる旅先での初めての食べ物が登場する。 料理が美味しそうだったのは、乗り鉄・食べ鉄にも嬉しい「下田にいるか」坂木司…さん。なんと言っても下田なら行けそう!と思えるのが嬉しい。観光も楽しそう。 もうひとつは、サハリンでのロシア料理がたっぷりの「地の果ては、隣」永嶋恵美さん。初めて読む作家さん。作中では、既にロシアとウクライナの戦争の気配が描かれていて、今は…まだ、いつになったらロシアに旅行に行こうと思えるのかわからないけれど。 コロナ禍のあと、旅に出る物語が描きにくくなっただろうと思うけれど、むしろ、だからこそ物語の中で旅ができることが楽しい。 活字で世界の料理が食べられる、その気になればリアルに味わえる、食いしん坊なわたしたちは幸せだ。続きを読む
投稿日:2024.01.27
ともりぶ
こっちのほうが食より旅メインか。知り合いの振りして声かけた結果に驚愕。詰めが甘いとはいえまさかの一言。
投稿日:2023.12.26
norainu
アミの会のメンバー7名による旅と食に関する短編作品集。 いつもながら同じテーマでも各作家の個性が出ておもしろいです。
投稿日:2023.12.14
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