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近衛龍春 / 光文社文庫 (12件のレビュー)
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相模守
実父に北条氏康を養父に上杉謙信をもった上杉景虎を題材にした小説。側室の子で政争の具として利用され己を主張することさえ許されず武田、上杉へと人質生活を余儀無くされる。一見同情してしまうが景勝、政繁、勝頼…と少し状況は違うが似た様な境遇の3人が景虎の対比で登場するのが面白い。それぞれ忍耐強くしたたかに力強く生きて行くがそれらに比べると景虎は戦国を生きるには少し認識が甘い気がした。特に後半の御館の乱で勝頼が景虎の能力、心構えを推し量る場面は国主として流石だと感じた。資料の少ない主人公だとは思いますが最後まで飽きずに読むことが出来る作品でした。続きを読む
投稿日:2018.07.22
しのり
歴史読み物として、読んでて面白かったです。次どうなるのか、興味をもって読めたので。 この人の生涯がかかれた小説も歴史書も全くないので、人物関係図がここにきてやっとわかって納得できました。まぁ、景虎視点…なので、歴史上の人物の印象は偏ってますが、それも事実の一つかなと。 伊藤潤のも読んでみるかな。続きを読む
投稿日:2014.09.07
すたうお
北条氏康の子供(八男?)であり、後の上杉謙信の養子となった上杉景虎が主人公で、この本を読んで、初めてよく知りました。 この本では直江(樋口)兼続は結構悪く書かれています。 割と好きな方の武将だった自…分でさえ、「こいつひでぇーなー」と思うくらいの謀略ぶりを発揮しています。 一方で、そう思えるくらい、著者の書き方がうまく、上杉三郎景虎に感情移入して、応援をしてしまいました。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-78c6.html続きを読む
投稿日:2013.03.13
友
このレビューはネタバレを含みます
北条氏康の七男として生まれ、上杉謙信の養子となり、景虎を襲名した上杉三郎を主人公とした作品。小説とはいえ、専門的研究が乏しい彼を、関連する様々な参考文献を読んで執筆した長編なだけあって、彼のおおまかな足跡を知るには十分な1冊かと。個人的に、巻末あとがきの「熱狂的な景虎ファンの方から批難をうけた」的なコメントが笑った。批判内容からしておそらく”炎の蜃気楼”読者の方かと思うのですが…。同じく巻末に参考資料一覧もついてますので、読後に史実を調べてみたければかなり便利かと思います。
投稿日:2012.03.17
4843811
この三郎景虎、読んでいてイライラしてきます。ライバルの景勝は初めはひどい書かれ方ですがだんだんかっこよくなっていきます。
投稿日:2010.05.17
腐女子U(ネタバレ感想)
太い文庫本です。 三郎視点で書かれています。 なんていうか、なんでもかんでも他人の所為にするのはよしましょう。そして努力…というか最大限やることをやってから文句言ってください。と、思った。 三郎がただ…の坊ちゃんで、口だけの男としか思えなかったです。こんな男、嫌いです。 著者は、三郎贔屓で、景勝のことあんまり好きじゃないんだろうなぁ、という印象を受けました。 三郎の性格や景勝の性格が、出番ごとに変わっていて、多重人格者なのかと思えるほど行動に一貫性を感じなかった。たぶん史実の動きに沿った行動をとらせた結果がこうなったんだろうなぁ…。 三郎を主人公に取り扱った、珍しい作品なので読んだけど、何度も読んで楽しむ作品ではないです。続きを読む
投稿日:2009.03.14
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