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安野光雅 / 文春文庫 (15件のレビュー)
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umintyu3003
安野さんの絵を意識してみていたかと言われれば、そうでなかったように思う。風景のイメージが強いのもなぜだろう。。 「昭和を生きた著者の人生」が突き刺さる。自分はそれを祖父に見ていただろうか。
投稿日:2023.05.14
あたらしい11ぴき
具体的なことがとてもよかった。ディテールがおもしろい、興味深い。 祖父母のライフヒストリーの聞き書きをしたいと思った。
投稿日:2023.02.12
gaaco
2020年に安野さんは亡くなった。 それから3年。 かなりご長命でいられたので、もうすぐ生誕100年にもなる。 本書は80代に入って生涯を振り返ったもの。 故郷の津和野の様子。 宿屋を営んでいた家…族のことなどの他、土地の人々のことも書かれている。 貧しい家に生まれたけれど、立派に子育てをして幸福を築いた幼馴染のつえ子さん。 「げんきでヘンヨウせいよ」という伝言を残して突然転向した山本虎雄君。 「過ぎたことはみんな、神話のような世界」と安野さん自身も言うが、しかしどこか味わい深い。 司馬遼太郎の「街道をゆく」の取材に同行したこと。 ダイアナ妃来日時のレセプションに参加したこと。 『ABCの本』が海外でも読まれ、英語圏の人々からさまざまな意見が来たこと。 そんなことが飄々とした文章でつづられていく。 昭和四十五年の年賀状の話は傑作である。 その年賀状は収録されているので、そこだけでも十分見る価値がある。 顰蹙を買う可能性もあるけれど、ユーモアのセンスがない自分には、こんなことができる人はうらやましくて仕方がない。続きを読む
投稿日:2023.01.22
Anony
感想 絵を描く人の鋭い目線。刺々しい切れ味はなく優しさに満ちている。それでいて他人が気づかない細部に気がつき大局を汲み取る。時代の空気を感じる。
投稿日:2022.12.12
くろこ
絵を描く人なのに、言葉選びも無駄がなく洗練されていると思った。私の親世代より少し上くらいだと思うけど、その時代のことが気軽に抵抗無く(固く古めかしい感じではなく)読めて良かった。大型本屋の戦争特集か何…かで平積みされているなかで、読みやすそうだなと思って見つけた。大型書店はこういう出会いがあるから本当に好き。続きを読む
投稿日:2022.08.29
no-chindayo
このレビューはネタバレを含みます
今、一等になるために走るのではない、いつか大人になって一等になっても得意にならず、ビリになってもくじけないプライドを持つ日の為に走るのだ 試験というもののありかたが、教育の方向を決定づけているという変なことになりつつある。 絵は説明ではない。(略)壁に飾る絵に題名はあっても文字はない。 空想の時間 などなど、普段感じてることがさらっと書かれていて、あぁ、間違ってない、というか、自分の気持ちに肯定感を得たような。 戦中、戦後を生き抜き、沢山の絵を残し、令和の世の中まで見て逝かれたのだと思うと尊敬しかない。
投稿日:2022.06.15
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