【感想】子育てで毒親になりそうなとき読んでほしい本

井上智介 / 主婦の友社
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • みーママ

    みーママ

    ギョッとするタイトルだけど、
    ほんわかした装丁と優しい語り口の内容で、
    わかりやすく奥が深〜い一冊。

    精神科医の先生の執筆によるこの本。
    長引くコロナ禍でストレスがかかり、
    自分は毒親はないか?という相談者が増えているそうな。

    毒親になるパターンは、
    ・完璧主義
    ・子供をコントロールしたい気持ちが強い
    ・世間体が気になる

    ···ああ、なるほど(⁠+⁠_⁠+⁠)
    読みながら、これは気をつけなくては···と思いました。

    たくさんの解決法が提示されてて、
    そのなかのひとつ、
    幸せな子育て心がけ。
    『自分を満たす』
    自分が幸せならパートナーも幸せ、子供も幸せ、その幸せが自分に返ってくる。幸せのループ♡

    ···というのが素敵でした♡

    グッと心に刺さったのは、
    『子育てのゴール』という項目。
    それは、親が無力感に耐えられるようになったとき。
    親離れしていく子供の気持ちや考えを尊重できるようになったら、親のゴール。

    まだうちは1歳なんでまだまだ先だけど···
    いやぁ、案外あっという間だったりしてね···

    ぐうすかイビキかいてる息子くんの真横で読書しながら、
    遠くを眺めている新米ママなのでした。

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    投稿日:2023.11.15

  • mminnie62_bookreview

    mminnie62_bookreview

    このレビューはネタバレを含みます

    子どもに対して(たぶん理不尽に)怒りすぎた後、戒めのため、勢いで買ってしまった本。
    育児がとてもストレスフルであることに共感してくれる貴重な本だと思う。(共感されず苦しい時に読み返すと良いかも)
    なんか泣きそうになった部分もあった。
    子どもは親に対して100%無条件の愛を注いでくれること、そもそもいるだけで有難いことを忘れないでいたい。
    最後の章の認知の定着(上書き)は早速実践。効果に期待したい。

    個人的に衝撃だったのは、毒親育ちとかシングルの話とか、自分には無縁の話では?と一見思ったのだけど、読み進めていくと、「あれ、、これ自分に当てはまる、、?」という部分が多い内容だったこと。

    毒親育ちの人は毒親になりやすい、というのは確かによく言われてることだし、理解できる。でも正直自分の親が毒親だとは思えない。だって衣食住も満足にしていたし、さみしさとかも感じたことは無かった。
    でも自分の親に対して中々全てを打ち明けづらかったり、特に弱い部分や世間一般的に反対されそうなことは言えなかったり、断りづらいなぁーと思うのは事実。会って話している時に嫌だなぁという感情はないのだけど。
    大人になって、自分も親になって、今まで以上に人に対して断りづらかったり、お願いするのが難しかったり、顔色伺ったり、世間の目が気になったり。。多分嫌われたり、あの人ちゃんとやってない、って思われるのが嫌なんだろうな。優秀な自分を褒めてくれる親だったから、いつでも優等生でありたいというか。
    こういうとき、なんで自分はこんなにも失敗や劣等感が怖いんだろう、自分はダメな人間、ダメな親だと自己嫌悪に陥ったり自分を責めたりすることがほとんどだけど、これも親のせいにしていいのかな。いや、これは単なる甘え。。??この気持ち、どうしていいかわからん。
    でもきっと、自分はわりと自責傾向が強くてメンタルやられることが多い気がするから、他責(親のせい)にして認知を変えて過ごしていったほうが、自分の人生ラクに生きられるのかもしれない。
    性格悪いかな(笑)

    またワーって爆発しそうな時に、パラパラ読み返したい本。買ってよかった。

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    投稿日:2023.02.09

  • ちゃろちゃす

    ちゃろちゃす

    これは毒親育ちの人が読むのはつらいかも。
    私は親にされて嫌だったことがよみがえってきて、読み進めるのが苦痛だった。
    よみがえるというのは違うな。
    だって忘れることなんてなくて、育児してるとすぐ思いだしてしまうところに記憶があるから。

    毒親になりそうな人は毒親育ちが多いというのは納得。
    いくら親を反面教師にしたくても身近な親は自分の親しかいないし、歪んだ愛情を与えられていたら、まっすぐな素直な愛情を自分の子供に与えるのは難しいと思う。
    だって素直な愛情が何かわからないもの。

    自分の親が、友達の親とはどうやらだいぶ違うぞというのは小さい頃から気づいていた。
    どの友達家族も仲が良さそうで、怒られはしても、毎日怒鳴られたり、般若のような顔でぶたれたり、無視されたり、兄弟差別されたり、夕飯は毎晩怒鳴り散らされ、誕生日やクリスマスにプレゼントがないのが当たり前だったりしないんだ。高校で特待生になっても、一般的に難関とされる大学に現役合格しても全く誉められないとか、常に人格否定してくる人とは違う親もいることが衝撃というか、自分が残念に思えた。

    というわけで、大学からは上京し、ほぼ実家には帰らないでいる。
    夫は信じられないくらい仲のよい家族に育っているため、あまり私の気持ちがわからないみたい。
    それは体験していないから仕方ないし、幸せなことだけど、「親なんて、だいたいそんなもんじゃない?」とか「たまには顔見せないと」なども言う。
    (はー?!だったら、飲んでキレた父にラジオを投げつけられるとか、殴られて鼻血が出るとか、テメーとかキサマと呼ばれたことがあるんかいな!!泣きながら祖母に助けを求めて電話したことや、家には味方がおらず、辛くて死にたいと思ったことあるんかいな!!と思う。)
    そんな夫には、『第4章パートナーが毒親育ちだったら?』を読んでもらいます。

    親についてパートナーや友人から打ち明けられたとき、「親なんてそんなもんよ」系の言葉は禁物。
    この人は健全な家庭に育った人だから絶対にわかってくれないなと思い、次に相談することはないでしょう。

    私はつらかった昔の自分を裏切れないという気持ちがあるし、今でも会ったり電話したりすると嫌な目にあうので、親とは可能なかぎり距離を置いている。
    親と距離を置くことに罪悪感がある人にはぜひ読んでほしい。
    悪いのは自分ではなく親だと言ってくれる、ありがたい本。
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    投稿日:2022.09.11

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