【感想】カインの傲慢 刑事犬養隼人

中山七里 / 角川文庫
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
6
17
9
0
0

ブクログレビュー

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  • be-san

    be-san

    ようこんな「アンタッチャブルなネタ」に、次から次へと果敢に挑戦しはるな...さすがは七里はんや...と、ナゾのエセ京都弁になってまうほど、重く、深く、考えさせられる作品である。

    例によって「何を書いてもネタバレになってしまう」訳ですが、タイトルにある「傲慢」は、まさにその通り、上級国民がナンボのもんじゃい、という一庶民の快哉という側面もあれば、「盗人にも三分の理」ということも言えるわけで(- - 立場が違えば「正解」も違う、世の中の不条理よ。しかし警察としては、法に則って行動するしか無いわけで...

    繰り返しになるが、本当にこの作者は、暗闇では背後に気をつけた方が良いくらい、皆が「見えないことにしている」暗部に、気持ち良いくらいに切り込んでいくなぁ...(^ ^;
    続きを読む

    投稿日:2024.05.27

  • 可菜実

    可菜実

    刑事犬養隼人シリーズは全て読んでいる。
    最後のどんでん返しが良かった…!
    ちょっと読後感は悪めかもしれないけれども…
    臓器移植法に関してとても考えさせられる作品。

    投稿日:2024.04.03

  • ふくたろうのメモ

    ふくたろうのメモ

    臓器移植、貧困、中国での臓器ビジネス。
    今回も犬養隼人!

    沙耶香ちゃんがいることで護るべきものがある犬養、、
    貧困のため身体、(性ビジネスではなく)臓器を売るしかない状況、レシピエントの切望、資金が出る、利害一致。
    でも、法の整備、海外では手術できるのに体力無くていけない、ならば国内で、臓器必要、、でも違法
    のようなループ。

    臓器提供カードに署名はしているけど、なんだかもう一度考えさせられた。

    本当に色んな知識をお持ちの方だと思う、中山七里さん。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.12

  • トモラ

    トモラ

    夜ふかしになるほど先が気になる展開。犯人は最後の最後まで分からず不意をつかれた。
    貧困、臓器売買…本当に水面下で行われていてもおかしくない犯罪。臓器移植でつながる命。現在の日本の体制についても考えさせれる内容だった。続きを読む

    投稿日:2024.02.27

  • misa.misa

    misa.misa

    犬飼隼人シリーズはいつも題材が考えさせられる。
    いいこと悪いことって線引きは簡単じゃないー。
    でも人間として倫理観は持っていたい。

    投稿日:2024.02.25

  • 2002073番目の読書家

    2002073番目の読書家

    刑事と父親の二つの立場、犬飼刑事の心の葛藤を想像すると重くなります。
    株価は上昇してますが、日本社会の豊かさはどこへ…と改めて考えさせられる内容でした。

    投稿日:2024.02.24

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