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山本博文 / PHP新書 (2件のレビュー)
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だい
死狂いの美学 生への執着を捨てること (日本人の倫理観)ともいえる。 「葉隠」を評価してはならない
投稿日:2014.08.13
bax
[ 内容 ] 武士道と云は死ぬ事と見付たり―あるべき武士道を説いた「死狂ひ」の書として高く評価されてきた『葉隠』。 だが泰平社会を無難に世渡りした著者・常朝に「死の哲学」などあったのか。 佐賀藩・鍋島…家の「豪気な家風」とは対照的に、勇ましいだけの言葉で飾られた常朝の思想。 それは生き抜くための思考を放棄した、老人の「たわ言」に過ぎなかった。 本書では、その「机上の空論」を明らかにするとともに、名誉に命を懸けた本物の武士(曲者)の姿に迫る。 誤解され続けた「葉隠武士道」に新たな見地を拓く一冊。 [ 目次 ] 第1部 鍋島家の家風(竜造寺家から鍋島家へ;戦国武将・鍋島直茂;初代藩主・鍋島勝茂;世子・鍋島忠直の夭折;慈愛に満ちた二代藩主・鍋島光茂) 第2部 武士を取り巻く世界(武士らしさとはなにか;死への渇望;『葉隠』の女性たち;すくたれ者を嫌う藩主;赤穂事件と武士の「一分」):第3部 『葉隠』の「思想」(「主君への没我的奉公」の正体;常朝における諫言の姿勢;武士道は死ねばよいのか;処世術としての『葉隠』) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]続きを読む
投稿日:2010.05.29
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