【感想】殺人犯 対 殺人鬼

早坂吝 / 光文社文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • Anno

    Anno

    このレビューはネタバレを含みます

    「よい子の島」は孤島にある児童養護施設。今日は嵐で船が出せず、本土へ行っている職員が戻れなくなっていて、島には子供だけが残っている。
    この好機に、網走一人は彼女を自殺未遂に追い込んだ奴らの殺人計画を実行することにした。
    ターゲットの一人、剛竜寺の部屋へ人目を忍んで向かった網走だが、そこにはすでに殺された剛竜寺の死体。なぜか抉られた片目には金柑の実がはめられている。先に剛竜寺をこんな風に殺したのは誰なのか?


    孤立した児童養護施設で殺人を目論む少年と、それに先立つように起こる連続殺人事件を書いた倒叙&犯人当てミステリ。
    ターゲットたちの殺害を狙う網走が目的を達成できるかと、もう1名の犯人は一体誰で目的は何なのかを同時に楽しめる贅沢な1冊。

    登場人物がそれなりに多いんですが、それぞれキャラが立っている上いかにも分かりやすい名前がついているので、混乱することはほぼないと思います。例えば最年長の少年は「最上」、瘦せていて長身の少年は「御坊」など。

    彼女を自殺未遂に追い込んだ奴らを殺したい、という分かりやすい動機のストーリーなのかと思いきや……。ラノベに近しいような読みやすさに反して、なかなか捻りがきいていてテクニカル。
    ちょいちょい傍点が出てくるので、出るたびこの一文にどんな意味が!? とワクワクしちゃいますね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.12.06

  • わいわサルや

    わいわサルや

    いやいや〜もう〜笑ってしまった。
    いや笑うしかない!!ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)ʬʬ

    本作が初めての早坂吝作品
    事前情報にて面白いと聞いていたいので
    期待して読んでいきました。«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワ

    主人公の網走一人は同じ児童養護施設に住んでる
    ある人物を殺害する事を決意。
    いざ部屋に侵入し殺害を試みるのだが……
    そこには胸を刺された死体が…
    マジかよ!先越された!!
    そこから始まる!
    連続殺人事件!殺人犯vs殺人鬼!

    いや〜トータルでね!めちゃ面白いよ!
    確かに!でもね。真相を、知った瞬間の開口一番の言葉が『ふざけんな!!』だよね〜笑笑
    もう〜笑うしかない笑笑
    こんな気持ちになったのは綾辻行人の『どんどん橋が落ちた』以来の感情 ………高まるッッッ!⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    程良くふざけた感じが優秀で
    キャラクターの設定もかなり良い
    そして納得いく?笑、ミステリーとなっているので
    なんだかんだ言っても…詰まるとこかなり面白い!
    ( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) ✧
    まんまと早坂吝先生の手のひらで踊り散らかしまくったね〜笑笑くぅ〜!(ง ᷄ᾥ ᷅ )ว
    個人的には鏡宮美羅ちゃんが1番良かった〜
    まあ〜ネタバレにはなってしまうが彼女の
    二重人格の呪羅とのやり取りがかなり面白い!

    久々に火が着いたね〜ヽ(`Д´)ノウォォォァァァッ!
    次、早坂吝作品を読む時には必ず一矢報いるぞ!
    ٩(๑ᵒ̴̶̷͈̀ ᗜ ᵒ̴̶̷͈́)و ̑̑ ✧わぁ~ぃ
    続きを読む

    投稿日:2023.12.05

  • Nのミステリー読書垢 

    Nのミステリー読書垢 

    B級ミステリーだと理解しながら読めばまだマシかもしれなかったが、大ハズレな作品でした…
    ○○○○○○○○殺人事件は面白かったのにいったいどうしてしまったのだろう?
    人の読了ツイート見て参考にしていたけど、当てにならないな続きを読む

    投稿日:2022.12.21

  • Kani

    Kani

    ちょっとこれ面白いよ!!

    すいすい読める上に読後の満足感がすごい(ノ*°▽°)ノ

    この作品好きです!!\(*'ᗜ'*)/




    孤島+嵐=クローズドサークル

    養護施設が舞台なので、容疑者が子供達。

    魅力的な設定と、これまた魅力的なタイトル…( -᷄ ᴗ -᷅ )

    殺人犯と殺人鬼、どっちが強いの?!って気にならない人はいませんね〜(ミステリやホラー好きには…)

    この作品はそんなあなたの期待を裏切らない、しかも本格ミステリです!

    Amazonの内容紹介にも書いてあるのでちょっと冒頭触れちゃいますと、発見された死体の目に金柑が嵌め込まれているんです。
    こんな魅力的な死体が発見されたらもう読む目が止まりません…(*´﹃`*)
    キンカンの大きさ検索したら約3.5センチ程…。
    これが片目に…:( ;˙꒳˙;):

    子供達の個性も魅力的な上、散りばめられた伏線を見事に回収し、それどころか疑問にも思っていなかった「え、あそこも伏線だったの?」という予想だにできなかった展開に、顔のニヤケが止まりませんでした…( ・́∀・̀)ニヤニヤ

    あぁ、楽しかった〜!笑

    読めて嬉しい!!


    私の読みたいリストにずっと載っている、早坂吝さんの『○○○○○○○○殺人事件』(上木らいちシリーズ)も是非読みたい!!

    楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))♡

    続きを読む

    投稿日:2022.12.02

  • amazara4

    amazara4

    このレビューはネタバレを含みます

    なんか仕掛けがあるんだろうなーと思いながら、最後まで気づけなかった。構成はめっちゃ面白くて、色々な違和感が最終的になるほどってなった。結局探沢は大事なところは解けなかったね。エンディングの後味はなんか不思議かなー

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.07.29

  • jugushi

    jugushi

    物語の入りが急で自分の気持ちが追いつかず、始めの内は読み進めるのが大変でしたが、途中からは面白く一気に読めました。読み終えてみると、すごくテクニカルな作品だと思いました。

    投稿日:2022.07.16

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