【感想】【電子限定おまけ付き】 S君とM君

【ほだか、…して、いじわるして、ください…（七夏）】

エロス度★★★★★★

穂高と七夏が紡ぐ恋物語。

大学生・幼馴染み・ルームシェアといったありふれた日常の中にSMプレイ・尿道責め・監禁といった…刺激的な要素がブレンド。

セフレという言葉では括れない奇妙で歪んでしまった2人の関係性や臆病になって踏み出せずお互いの気持ちを知らないままSMプレイの趣味で繋がり安堵している焦ったさがよかった。

また、停滞した穂高と七夏の時間に立石と沢が介入したことで相互に荒療治的に影響し合って結果的にハピエンに着地するのもヨシ。個人的にはやはり告白のやり直し場面が非常に感動させられた。

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吉田ゆうこ先生作品では1番好きだったかも。SMなんて嘘かと思うくらい優しくてこじらせた純愛。
セフレのような関係の攻め受けだけどお互いにちゃんと好きなんだよね。伝えられない理由は色々と拗らせ。受けが別…の子に付き合ってる振りを頼んだところ関係がとんどん変化していく。表紙の受け攻めとこじらせたもう1カプの計4人を主にして進むストーリーだけど、中途半端でなくしっかり2カプとも折り合いが着いていて綺麗にまとまってた。
ゆうこ先生はダークだったり内容があっさりしてたりが既存作品ではよくあってそれが嫌いじゃないんだけど奥行は薄い印象だったからこれは優しくて切なくて物語性があったから良かった続きを読む