【感想】わたしたちの登る丘

アマンダ・ゴーマン, 鴻巣友季子 / 文春文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • emfuj1

    emfuj1

    図書館で見かけて短いので読んでみた。押韻は良くできていて技術的にはすごいのかもしれんが、とにかく内容が薄いのがつらい。前向きに進んで行こうぐらいしか言ってない。バイデン大統領就任式での朗読映像もYouTubeで見たがやはり良さはわからず。 
    訳者による解説が少しおもしろくて、本作のオランダ語とカタルーニャ語の翻訳者2名が白人だからという理由で降板させられた騒動に触れている。「表象にかかわる代弁者の資格というたいへんむずかしい問題だ」と書いているが、そうか?翻訳家なのだから「これは馬鹿げている」となぜ言えないのか。
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    投稿日:2024.05.12

  • あゆこず

    あゆこず

    勉強してたので5月の新刊を今頃。

    「あ、詩だけじゃなく解説も対訳もある。良さそう。」って、割と軽い気持ちで買ったのですが、一冊で何度も楽しめる深い中身でした。いい文庫本だ。作りも可愛いし。

    米の若き詩人、アマンダ・ゴーマンが大統領就任式で朗読した詩の本。
    ①翻訳詩
    ②訳者鴻巣友季子さんと柴崎友香さんの対談。(文學界に掲載されたもの)
    ③鴻巣さん解説
    ④原文と詩の対訳
    という構成。

    ②③を読むと、詩の印象がまた変わるし、
    そこそこ英語を読める人なら、まず原文を読んで、他の章を読み進めるとより楽しい。

    趣味的に語学学習しているもので、まずこの解説部分がとても面白かった。
    また、語学に限らずいろんな発見のある2つの章でした。

    ここ数年、日本でも詩歌をはじめ短文が復権しているように思えるのですけど、
    言葉を絞れば絞るほど、書き手にも読み手にも教養や感性、考えを精錬する時間が求められますよね。

    沢山の人が言葉や短文の魅力を知ると、なにか豊かさに繋がる気がします。
    "perfect" でなくてもいい豊かさ。

    ボリュームのある本ではないけれど、発見と思考のヒントに満ちている素敵な本でした。
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    投稿日:2022.06.30

  • まり

    まり

    2022年5月
    バイデン大統領就任式で朗読された詩で、力強い詩なのだが、マッチョさはない。"痩せっぽちの黒人の少女"の言葉だからだろうか。目指すものがperfectではないという言葉からだろうか。
    者解説は、現代の「翻訳」の問題についても触れており、興味深い。多様性とはと考える。
    この本を読んだ後、YouTubeでアマンダ・ゴーマンさんの大統領就任式での朗読映像を見た。瞳の強さと腕の華奢が印象的だった。
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    投稿日:2022.05.23

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【美しき桂冠詩人の力強いことばを再び】バイデン大統領就任式で朗読され、世界中に力を与えた再生と癒しの詩。雑誌掲載で大きな話題を呼んだ名訳が特別企画を追加し文庫化!

    投稿日:2022.04.20

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