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千葉雅也 / 文春文庫 (7件のレビュー)
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人生≒本×Snow Man
素晴らしいエッセイ。千葉さんの思想、体感、そして、そう感じてしまう文化構造が吐露されていて、一気に読んだ。
投稿日:2024.04.03
miserybeatle
例えばメンターみたいな人と話してたら、会話の端々に「なるほど」と頷くようなことあるじゃないですか そんな本です 短期留学先のアメリカでのふとした日常をきっかけに哲学的思考を少し広げ、それをつらつら…書いてる 大風呂敷感がないのが良い 所々難しいけど続きを読む
投稿日:2023.03.02
honnn
研究書や小説を執筆する千葉さんによる米国滞在記。かなり短い文章の集合体なので読みやすい。 他方、描写があっさりで物足りない部分が多かった。米国の某かに違和感を持つ時の説明や、出来事の切り上げ方に不…完全燃焼の感を抱いた。タイトルからディケンズの作品を連想してしまったこと、同じく米国滞在から始まる小田実の『何でも見てやろう』のような軽快でありつつも深みのある考察を期待してしまったこと、など、こちらの勝手が入っているのかもしれない。 いずれにしても、著者のファンもしくは米国に同じような滞在経験がある方であれば楽しめるかもしれないが、単純に米国滞在記として面白いと思う人はなかなか多くないのではないか。これはアメリカ研究をする方の解説を読んで思い直したが、著者が書いていない(解説者の言葉を借りれば「さらりとしている」)ことに思いを馳せるべき一冊なのかもしれない。続きを読む
投稿日:2022.11.10
bukurose
2017年10月1日から2018年1月末まで、学外研究ということでハーバード大学のライシャワー日本研究所に客員研究員として滞在した。日本の現代思想についてアメリカの研究者と議論するのが目的。 空港に…着いたところから、ルームシェアしたり、研究者の家に滞在したり、アパートを借りて住む。その間の足取りが記される。研究者とのやりとりなども記されるので、哲学的な事柄が街の様子や食事の間に散らばっている。千葉氏のアメリカでの行動や、何を考えて生活していたのか、などさらりとした記述だが、フィルムを見ているような臨場感で記される。 朝食を外でとる場面が何回か記されていたが、いずれも量が多すぎて、半分残して、昼食にした、などとあるのが興味深い。 単行本:2019.5刊 2022.5.10第1刷 購入続きを読む
投稿日:2022.10.01
lookarts
紀行となっているが、アメリカでの研究滞在生活のなかで、自身の研究との接触、様々な人々や文化との接触、街や交通、食事、カフェ、コーヒーの酸味など環境との接触についてその化学変化や差異を仔細に見つめて記録…した様な一冊。仮説や思索の行く末、新たな疑問、違和感や観察など、著者独特のが繊細な感覚とそれを過不足なく表現できる文章力や背景の視座と、ひっくるめて味わうことができて面白かった。続きを読む
投稿日:2022.08.28
すべての本読み読み委員会
海外の飲食店で食事したとき、「飲食店で椅子を毎回元に戻すように気をつけてるのがバカらしくなる」のわかる。
投稿日:2022.06.13
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