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末並俊司 / 小学館 (21件のレビュー)
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とりあえず
衝撃的なノンフィクション作品。東京・山谷のドヤ街で民間ホスピス施設を経営していた夫婦の物語。主人公の人生はある意味スキャンダラスでもある、それがかえって不器用ながらも真摯に生きてきた証なのかもしれない…。 主人公である山本の生き様を描くことで、山谷という街の移り変わりを、生活保護や福祉活動における実態が伝わってくる。著者と取材対象者、そしてテーマが必然的に巡り合った稀有なノンフィクション作品だと思う。続きを読む
投稿日:2023.12.21
gratius2018
山谷でホスピス「きぼうのいえ」を立ち上げた山本さんのDocument。NHKのプロフェッショナルが放送された日に奥さんが逃げ、統合失調症で今は本人がケアされる側に・・・
投稿日:2023.07.13
dokutoku
路上生活者の最期を看取る「きぼうのいえ」設立。“山谷のシンドラー”として持ち上げられたその人のその後。妻の失踪、統合失調症の発症、理事長解任、生活保護の受給。支援する方からされる方へ。谷底へ落ちる手前…で受け止めてくれたのもその街。…日雇い労働者が集まる”寄せ場”。簡易宿泊所が立ち並ぶ”ドヤ街”。山谷という地名は今はなく通称のみ残る。台東区の北東部、南千住駅から徒歩7分。北の玄関口上野からもさほど遠くない。散歩にふさわしい街かどうかは知らない。ただ、ここで繰り広げられている物語は案外身近なものだと認識する。続きを読む
投稿日:2023.05.07
chappyazuma
山本雅基さんのことは、朝日新聞の記事で知っていた。なぜ、福祉の担い手から受け手になったのか、驚きながら読み始めた。 精神面の弱さをかかえなから、奥さんと二人で 進んでいったことに心を打たれた。ひたむき…な純粋さで周囲が見えなくなったのだろうか? 山谷の地域ケアシステム、素晴らしい。純粋なボランティア精神をもった人が集まっているのだろう。続きを読む
投稿日:2023.04.10
コバコーバ
一人の熱い想い行動が山谷という地域を支えていく。様々な弱みを持つ人を支えることはとても大変だと思う。 しかし、山本さんにも弱さがあった。それを補うために勢力的になっていたところもある。 制度だけでは…支えられないこともあり、人それぞれのオーダーメイドをどう実践していくのか。 難しい!続きを読む
投稿日:2023.04.03
フラニー
地域包括ケアとはなんたるか。その苦悩と理想に追及した良書であり、地域福祉従事者必読書ではないかと思う。
投稿日:2023.03.09
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