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坂本幸男, 岩本裕 / 岩波文庫 (2件のレビュー)
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サイトム
このレビューはネタバレを含みます
法華経巻3から巻5を収める。巻3「化城喩品」では、挫けやすい衆生は遠い道をいくことはできないから、道の途中に休む町が必要だとする。仏は神通力で道の途中にまちを見せ、道をいく衆生をはげます。巻4は「記」で、成仏する人々への預言だ。最後の「見宝塔品」でなぜか地中から大きな宝塔が生えてきて、中から声がして、釈迦と法華経をほめる。巻5の「提婆達多品」が、いちばん面白い。マンジュシュリー(文殊菩薩)が海中から無数の菩薩とともに出現する。文殊菩薩は、八歳の竜王の娘が即座に悟りを得たと報告する。仏弟子たちがこれを疑うが、竜女が出現(テレポート?)、竜女は釈尊に珠を渡す。そして、この動作より速く悟れると述べ、みなの前で男の姿に変化した。仏弟子らはその悟りは偽りでないことを知る。また、「従地湧出品」では、地面から無数の菩薩が出現する。塔の出現、海中からの菩薩の出現、そして、地湧の菩薩の出現ととにかく派手である。大乗仏教は基本的に理論はなく、プロパガンダである。小説だと思えば面白くなくもない。
投稿日:2012.11.21
ほけきょううぐ
もう寿量品(じゅりょうぼん)の意味のところまで読めてうれしい。 あげているお経の意味が分かっていいのだと知りましたのです。 文学部の友達にお聞きしたら法華経は必須ということです。 がんばってく…ださい!!!続きを読む
投稿日:2012.06.25
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