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若竹七海 / 光文社文庫 (11件のレビュー)
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piyo
何回目かの再読で、三琴が小悪魔なんてモンじゃないのかと最後の表題作でやっと思い至る。え、秘書なの…?
投稿日:2023.12.11
いなえしむろ
ライトでダーク うまくいえないけど、オール悪人でありながら、ライトタッチと言うかコメディっぽいお話。記憶に残らない予感あるけど、就寝前の一気読み。
投稿日:2023.03.26
fattycatlover
このレビューはネタバレを含みます
好きな著書だったので。 悪徳警官とコージーミステリーが両立するとは、 予想だにしていなかった。 いや、悪徳警官と言っていいのかどうか。 とある東南アジアの国では、 警察官が家宅捜索をする際に、 家財が盗まれたり、証拠をしこまれたりするので、 必ず近所の人とかに立ち会ってもらう、と聞いたことがある。 それと比較するのもどうかと思うが、 最初の二篇の主人公、 生活安全課の大女と小デブ男のコンビのことを 悪徳警官、と呼ぶにははばかれる。 いや、悪い警察官であることは間違いないのだが。 流刑地ともいわれている辛夷ヶ丘署の上司がひどすぎるせいか、 市長選挙の悪口の言い合が子供のけんかみたいだからか、 全体的にほのぼのとした雰囲気を漂わせる著者の腕なのか、 犯罪者たちとの丁丁発止には好感さえ抱く。 コンビが主人公ではない後半、 だんだんダークになっていくが、それも良い感じ。 「刀自」は知っていたが、「窩主買い」は知らなかった。
投稿日:2022.12.11
うみかもめ
葉村晶シリーズではない、若竹七海さんの著作。探偵ではなく女性警察官が主人公だ。なかなか悪人ぞろいで、腹の探り合い、丁々発止が面白い。びっくりするような展開だったり、やっぱりなと得心する結果だったり、…バラエティー豊かな悪党が登場する。 本書は短編集だが、こうなると長編が読みたいな。続きを読む
投稿日:2022.11.22
サマー
砂井三琴という辛夷ヶ丘署の女性刑事(じゃなかった、生活安全課の警察官でした。)が登場する短編集。 シリーズものなのかな。 背が高くて、傍若無人で、めんどくさがりやな、悪い警察官。 若竹さんの短編は面…白いなぁ。 特に面白かったのは、次のふたつ。 「黒い袖」(妹の結婚式の世話人を任された姉が、新婦立てこもりや新郎立てこもりなど、コミカルなトラブルを解決するけど、その裏で本物の事件が起きていた) ラストの姉の正体?にも、びっくり&納得。 「きれいごとじゃない」(親子で清掃業を営む主人公が、砂井に潜入捜査協力を依頼された。近所で起きた老女殺人事件と、砂井が追っている強盗事件の二つの事件がからむ) 最後がショッキングだった。 来ちゃいけないと言われたら、本当に来てはいけないのだ。 ちょっとホラーテイストもあり。 表題作の「殺人鬼がもう一人」は、世にも奇妙な物語みたいな。 本当にマリの精神のバランスがおかしくなってしまったのか? それとも、真犯人を殺した砂井が、自分の罪をもマリに押し付けるために筋書きを述べたってこと? うーん、「殺人鬼がもう一人(二人ではなく三人)」ってことなのかな。 よくわからなかったんだけど、そのモヤモヤもまた良いのです。 これまで若竹さんの本は葉村晶シリーズしか読んでなかったけど、他のも読んでみようと思った。 砂井のキャラは葉村晶を思わせるものの、こういうキャラ私は好きなんだよね。続きを読む
投稿日:2022.10.13
ニセ人事課長
都心から離れた寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘(こぶしがおか)を舞台に描かれる数々の不穏なお話。 腹に一物ある人ばかりが住む町で、閉じた世界の中での結婚式やお葬式に市長選、事件に出張ってくるのは悪徳警官。… この作者らしいダークなユーモアと技巧に満ちていて、面白くないことはなく、いや、寧ろ良く練れた話で楽しめたのだが、あまり適当な感想が思い浮かばない。毒気を抜かれるとはこのことか。 「辛夷」はフリガナがあったので良いけれど、「刀自」や「家作」、「旗竿地」に「窩主買い」、他にもこの歳になっても知らない単語が出て来てウロウロした。「高野聖ごっこ」って何ですか?続きを読む
投稿日:2022.08.04
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