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紅玉いづき / メディアワークス文庫 (22件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
ミミズクと夜の王と同じ世界線の話だからちょくちょく繋がりがあって、あの作品の登場人物や雰囲気に愛着があるからうれしかった。 毒吐きのエルザ、育ちが悲惨なのにジョセフたちの同情レベルの愛だけでたくましく育ったな。作中、己の言葉で他人を傷つけては、受け入れられて混乱したり安堵する様子は小さい子が親にすることみたいで、最後立派に成長するまでに必要な過程だったと思う。そうやって間違えて人間、よくなっていくから微笑ましかった。 ディアがすきだ。あの頃のつらい記憶や想いが今の自分になって強くしてくれると、己の不運な境遇を受け入れていて嘆かない。優男でかわいい。清廉潔白でかっこいい。かわいい。 文章力も構成力も前作よりぐんとあがっていた。面白かった。
投稿日:2024.04.26
くりすとふぁー
ツンデレというか、癇癪持ちというか、天の邪鬼な女の子を、理解ある彼氏くんが抱擁してくれる話。こういう子は、理由はともあれ人を傷つけていることに違いはないのだけれど、ちゃんと謝るんだろうか。
投稿日:2024.04.25
むらさきのりす
人喰い3作目!これはもう全わたしが叫んでる、好き映画化して欲しい、ツンデレお姫さまと犬系王子さまの、国を巻き込んだちっぽけな恋の話、最後についてる番外編までサイコーだった、一言でいえば青春!
投稿日:2024.02.24
夕日
2024/02/12 久しぶに読んだ気がする。ちょこちょこ前作のミミズクとかが出てきて前の読んでから読めばよかったっておもった。赤髪の白雪姫とかの感じでコミカライズしてほしい。
投稿日:2024.02.12
みつる
しっかり恋愛小説やった。 ミミズク読んでからだいぶ空いたので登場人物少し忘れてたけど、大事なとこやのでこれは前作読んですぐの方が楽しめるなと思った。 ミミズクとエルザは割と恵まれない幼少期が似てるはず…やのにこうも性格が変わるのは何で何やろうなと思った。設定として毒吐きっていうのはあるけど、周りのエルザに対する環境が無意識のうちに恐れや不吉で卑しいものとして接されてたからなのかもしれない。卑屈になるわな。そしてその自信のなさがミミズクと会った時の絶望になるし、愛されるものと愛されないものみたいな考えになるんだよな…少しデュークのちょっとした悪意というか釘刺しもうううってなった。ミミズクやディアのが大切やったし分かるけどな。 途中誰かの特別になりたい…みたいな思いは人一倍あるけどそれも信じられないところが不憫ながらも分かるなと思って読んでた。でも最後はちゃんと明るい未来はある感じなのでほのぼの読めて良かった。 個人的には中学生くらいのときが一番刺さりそうな文体というか話の持っていき方やったな。続きを読む
投稿日:2023.06.25
Ko.Ko
前作『ミミズクと夜の王』の続きとなる今回の話は前回のを読んでからの一読をオススメします。今回の主人公は毒吐姫という題名だけあって、淑やかさや可愛らしさからは遠い、苛烈な言葉を巧みに繰る気の強い少女・エルザが主人公です。けれど、相手を攻撃する言葉を吐き出すばかりの彼女が、本当は他人も自分さえも信じられない弱さを抱えながら、前作に登場した王子・クローディアスと徐々に距離を縮めていく様子はもどかしいながらも、キュンキュンと悶えさせてくれます。互いに相手が第三者に馬鹿にされたらムキになってしまうところとか、相手が自分以外の誰かに心を奪われてしまうことを恐れていたりとか、雰囲気は違うのにシンクロしてしまう部分がある二人の様子がたまらなく愛しくなります。最後はミミズクの台詞に納得。ああ、そうだよね。二人は結局は似たもの夫婦になるんですよね・・・・・・と、このシリーズで出てきたカップルの中では、もしかしたら一番好きな二人かもしれません。
投稿日:2023.06.04
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