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窪美澄 / 角川文庫 (32件のレビュー)
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shokomama
窪先生の読者になって結構長いですが、私の中で凄いと感じたのは今までずっと繰り返しテーマにしてきた生殖に対していくら考えても答えは出ないと言うことが答えなのだと教えてくれた作品だと思います。アカガミは私…にとって最も衝撃的な作品でした。こんな世界がやがて来るのではないかと一瞬でも感じたのですから...その後はドンドン色々読みましたが答えの出ないテーマを一貫して描いている窪先生自身も答えを探しているんだろうと言う事。でもこの作品を読んで悩んでいる人に安心や励ましを与える事にはなるだろうと感じたのは読んだ人だけなのだから未来は変わるかも...続きを読む
投稿日:2024.04.27
よっぴー
子供が欲しい、欲しくない、それによって夫婦の考え方も変わってくる。 それに正解も無くて、それに夫婦が悩んでいく所がリアルな感じがしました。 僕もまだ子供がいなくて、夫婦で妊活をしていてこの小説を読ん…で、それぞれの物語がズシンと来て凄く参考になりました。続きを読む
投稿日:2024.04.20
霞草
2024.4.14 子どもが欲しい、欲しくない、まだ考えられないと言った内容でぶつかったり悩む夫婦たちの短編集。 子どもの話はとてもデリケートだし、夫婦だとしても丁寧に話していかないと難しい内容。 こ…の本に出てくる夫婦がみんな優しく寄り添ってくれる人たちばかりで、こういう話もちゃんと真剣に考えられる人とだったらどんな未来でも安心できるなと思う。 子どもがいる未来、いない未来、どちらを選んでも幸せであれば良い。 “欲しいと思ったものが手に入らないこともあるの。手に入らなくても欲しい、欲しい、って手を伸ばすのが人間だもの。だけど、すでに持っているものの幸せに気づかないことも、時にはあるわね。”続きを読む
投稿日:2024.04.14
えすちゃん
自分のこれからの生き方を考え直すいい機会になった。 大体こんな感じになるんやろうな〜と思っていた人生じゃなくても良くて、選択肢はたくさんあって、その選択肢を一緒に選びたいと思える人と一緒に生きていきた…いと思った。 どうしても人と比べてしまいがちだけど、人生に正解はない。 人に自分が正解だと思い込んでいることを押し付けるのはお門違い。続きを読む
投稿日:2024.04.12
よし
読みやすいけど、1つ読み終える毎に余韻に浸ってしまう。家族の在り方、幸せとはなにか、そんなことを思いながら読んだ。
投稿日:2024.04.09
おびのり
子供がいる未来か、いない未来か。 手探りで選択しつつある夫婦の形。 5編の家族。 解説は渡辺ペコさん。渡辺さんのコミックも「1122」「にこたま」等、いつも夫婦の形を考えさせる素敵な作品が多い。 窪…さんと渡辺さんは、テーマが似ているのかなと思う。 “子を生す、持つ” “家族を作る” ご自身も答えを探しながら書いている。 しかも まだ納得も理解もしていないとのこと。 短編ですが、5編とも、子供を持つことに対してしっかり考える。子供だけが、人生の糧でないことも考える。すれ違う気持ちも大切にする。 そして、それぞれの家族のみらいを読者に委ねる。 ただね、こんなに考えちゃったら、家族を持つ事が不安になってしまいそうではあるねえ。 続きを読む
投稿日:2024.04.07
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