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安西洋之, 中野香織 / クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (7件のレビュー)
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toshifukushima
ラグジュアリーが変わってきたと。ラグジュアリーの歴史を紐解き、これまでの、今の、彼らのデザイン、アクティビティを解説しながら、これからのラグジュアリーに言及。クチネリに代表される、今のラグジュアリー、…日本のラグジュアリーブランドも紹介している。ハイブランドのエキシビジョンに行ったりすると、その歴史、手仕事に触れることができ、高い理由がわかるが、たしかにサスティナビリティにどのようにコミットしているかなども大事な要素だと思う。今のラグジュアリーの勉強におススメの一冊。続きを読む
投稿日:2024.04.16
arata
読みやすいし、内容も興味深く読みましたが、ラグジュアリーといってもいろんな側面があってちょっと混乱しました。 私はブランドには興味がないし、ラグジュアリーなものやコトに縁遠い生活をしているので、内容…は面白いけど「ふーん」という『右から左へ抜けてく』感覚でした。 そもそも日本は大衆品の品質が良いし安いので、ラグジュアリーに縁遠い人が多いと思います。無印とかも地方の工芸を発信しているしユニクロのサスティナビリティへの取り組みも素晴らしい。ユニクロでいいじゃない。日本であえてラグジュアリーを選ぶ理由ってそこまで多くないのでは。というモヤモヤがあります。 本書では文化盗用の章がいちばん興味深く「自分ごと」にできたかな。例えば海外で着物がブランドとして流行らないのは、着付けや季節のルールまで海外に広めるのは難しいから?だから結局観賞用や、素材の一部を洋服に使用するくらいに留まるのかなと思ったり。 海外でヘンテコな着物の着方をしている画像をXで見かけたら、日本の着物警察以外の人でも怒り狂いそうだよね。続きを読む
投稿日:2024.03.15
yamadakazuya
ラグジュアリーという言葉、ちょうどホテルについて調べる時にいわゆる外資系ホテルブランドランクでもラグジュアリーという言葉もあり、タイトルだけで買ってしまった本。新がつくように、旧来の贅沢やハイブランド…、優雅、上品といったイメージのラグジュアリーでなく、ダイバーシティ、サスティナブル、クラフトマンシップといった人々の心に寄り添うような理想的な概念として新たに位置づけられていると感じました。新たな価値、多様な価値、付加価値をつけた広義の意味で、新たにラグジュアリーをの考え方を提示している。 ラグジュアリーのイメージはファッションに繫がるところがあるものの、10の講義といっているので、歴史や海外、日本、学問として、ビジネスとして、文化やさらに広がりのあるような著書の思い等も書かれておりり、この分野について、自分の中で考えを深める点では、素敵な本に出会えたなと思った。続きを読む
投稿日:2023.08.18
だぶ
旧型のラグジュアリーから新しいラグジュアリーへの切り替えが起こっていることはわかったが、それが何かはよくわからなかった。サステナブルなどをつきつめていくとどれもこれもラグジュアリーとなる可能性は否定で…きないのでは、となるとラグジュアリーというカテゴリーが何なのかわからなくなる…続きを読む
投稿日:2023.04.16
cmano8
・ラグジュアリーの現在地が非常にわかりやすくまとまっている。2人の著者がアカデミックとビジネスの両面から紐解いていく展開のされ方で、多面的に捉えることができる良本。今年呼んだ中でかなり上位の読後感ある…。 ・宇宙産業まで話に含まれたのはかなり面白かった。たしかにあれこそ金持ちの道楽、みたいに移りがちだが、ラグジュアリーの定義に照らし合わせるとピタリとハマる。なるほど。(「誘惑的であること」「豊かさをあらわすものであること」「光り輝く(輝かせる)ものであること」それがラグジュアリー。) ・現代においては「ラグジュアリーブランドはより社会的責任を果たすべき」と考えられるトレンドになってきた。旧来型の(特に日本人においては古典的だがイメージに合うLVMH、ヴィトンのような「ブランドモノ」消費は、もはや現代のラグジュアリーのメインストリームではない。 ・ITや技術の進化がいつまでも続きプロダクトの改良は進んだとしても、それを評価するのは最後は人間なので、人間側のレベルが上がる(人間性、社会、)必要がある。それで初めて高品質なコンテクストのもとにラグジュアリーがラグジュアリーたる状態になる。Cf.宇宙ビジネスはラグジュアリーになれるかどうか続きを読む
投稿日:2022.11.20
Go Extreme
第1講 「新しいラグジュアリー」の時代は静かに始まっている 人文学初のビジネス 文化を作ることの王道・教えるコース 意味の変化 第2講 「旧型」のラグジュアリー 知的で秘儀的な存在への変容 20世紀・…ラグジュアリーの意味の行進 第3講 新しいラグジュアリーと「意味の創造」 職人文化の再評価 アーツ・アンド・クラフツ 第4講 ラグジュアリーとロマン主義 ロマン主義 エレガンス=抵抗 本物と偽物 第5講 日本のラグジュアリー 鼎談 最先端から見える「ラグジュアリー」の向かう場所 第6講 「ラグジュアリーマネジメント」が教えるもの アカデミックな研究対象 歴史と国際比較 第7講 文化盗用―文化的な植民地からの解放 奴隷制の歴史 異文化への感度 第8講 「アート」が持つ意味 ハイエンド企業とアート アートの時代 第9講 サステナビリティをラグジュアリーから見る サステナビリティ 倫理と人間性 ラスキンの経済観・人間観 第10講 もうひとつのあり方、もうひとつの視点 意識の深いラグジュアリー 宇宙視点主義・もうひとつのあり方 人間らしさ続きを読む
投稿日:2022.05.25
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