【感想】すごい神話―現代人のための神話学53講―(新潮選書)

沖田瑞穂 / 新潮選書
(8件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ktazuke

    ktazuke

    神話はすごい。いやすごいから神話になったのか。とにかく神話には物語や歴史や音楽や映画や詩や宗教や科学など、いろんなものの母型が含まれていると感じた。神話の世界までさかのぼれば洋の東西などないのだ。

    投稿日:2023.08.10

  • umimugi

    umimugi

    世界各地の神話を、生と死、空と大地、異世界の境界など話のテーマごとに分類し、共通項を解説する本。
    日本のゲームやアニメに登場する神さまキャラでは、神話がキャラの設定にどう反映されているかが解説されていて面白い。
    (ただこの点を期待して読み始めので、意外と少なめで残念だった。)

    子を産み増えることを選択して死から逃れられなくなる「バナナ型神話」、異世界の境界を曖昧にすることで世界を共存させようとする「見るなの禁」が面白かった。
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    投稿日:2023.06.05

  • e1416

    e1416

    なかなか面白かった。
    神話と現代の漫画やゲームを読み解く本。鬼滅の刃やマトリックスなど。
    日本の神話とインドの神話、ギリシャの神話、その他の国々の関連性もわかって面白い。

    投稿日:2022.10.08

  • mendako

    mendako

    神話というとギリシャ神話や、古事記・日本書紀、はたまたラブクラフトなどを思い浮かべられる。
    しかし神話はそれだけではない。
    奥深く、そして離れた場所の神話であっても、共通点を見出すことができる。

    一章では「神話で世界を旅する」と言う副題の通り、さまざまな国や地域の神話が紹介される。
    バナナ型神話、とは面白い名前だが、これは人は必ず死ぬ、その理由を説明したものとなる。
    ここで、鬼滅の刃が登場してくるのはファンとしてはたまらない。
    『百万回生きたねこ』の物語も登場する。
    エロスとタナトスは表裏一体、この言葉が数多の物語が私たちを感動させ、心振るわせる理由のように感じた。

    第三章の「女神と女性の物語」は興味深い。
    イヴやマグダラのマリア、アルテミス。
    どれもお馴染みの人物だ。
    女性が神話に出てくる場合、境界を示していたり、呑み込むことを示唆していたり、直接的に処女性や少女性を示していたりする。
    著者はあえて詳しくは踏み込んでいないが、なんとも納得し難い物語も多くある。

    本書はさまざまな神話を通して、神話やその意味に興味を抱かせる。
    あまりメジャーではない地域の物語にも面白そうなものがたくさんある。
    著者の作品についても随時読み込んでいきたい。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.25

  • ろー

    ろー

    神話類型を身近なところから学ぶにはいい一冊。インド系の話が特に充実しているし、巻末の参考文献も便利。次は何を読もう。

    投稿日:2022.09.24

  • 午後のカッパ

    午後のカッパ

    うあぁぁ…。自分とは相性の悪い書籍だった。内容的には面白いのだが…とにかく各国語の古代神やら何やらのカタカナ名称が頻発し、細かく章分けされているとは言え、その中に多くの神話の例が列挙され。
    例えば歴史好き、記憶力抜群か、或いは逆に記憶はどうでも良く神話を楽しめちゃう人?、なら最高の書籍なのだろうと思う。
    やっぱり大学の先生の文章で、堅い。余分に長い。巨大な黒板にチョークで書きまくる教授の講義を聞いているような。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.29

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