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篠房六郎 / KADOKAWA (3件のレビュー)
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総合評価:
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こけたろう
このレビューはネタバレを含みます
以前同人誌が話題になっていたこともあり、サンプルに不安を感じつつも一応購入したが、不安通りだった。 明らかに不自然なポーズや重心のずれている絵がOK例として描かれていたり、比率も奇妙なのでなんだか説得力が無い。作例もAFTERよりBEFOREの方が自然に見えたりする。 さいとうなおき氏との対談で、視覚で捉えることが苦手なので理論派になったと答えていたが、絵を見る限り本当にそうなのだと思う。 絵が下手なのではなく、描いたものを正しく認識できていないという印象だ。せめて写真を見たり自分でポーズをとってみたりしないのだろうか。 「描きたいものを理論でつかむ」とある通り、感覚派の絵描きが、ある程度の水準の絵をより早くより安定して供給するための理論を学ぶ本としては有用なのかもしれない。 しかし肝心の文章も非常にとっ散らかっており、記号化の意味がない記号の羅列と、回りくどい文体によってスムーズな理解を阻む。 初心者向けではないと思うし、中級者がこの本を正解として信じるのは危険だし、上級者には必要のない本だと思う。イラスト向きやアニメ向きでもない。漫画には使えるかもしれない。 せっかく購入したのでどうにか役立てたいのだが、持て余している。
投稿日:2023.08.29
こばあん
ポーズを数パターンに分類し、一貫してそれをベースに話をされているが、まずパターンの違いが全然分からない。多過ぎて覚えられないし頭に入らない。偏差値が足りない……。 でも分からないままパラパラと見ている…だけでもかなり勉強になるし参考にできるのでOKです。 絵を描くなら一冊あると便利。続きを読む
投稿日:2023.06.21
toumei
タイトル通り、人体を理論で解説していて素晴らしいけど…だいぶ難しい。中上級者、プロ向け。 理論の説明がかなり複雑だし長文で、ハードルが高い。中途半端な意気込みの人は心折れること必至。本物のやる気のある…、その先に行きたいやつだけ一緒に行こうぜ、業界を底上げするぜって感じ。最後の対談で書かれているように、理解に3年、ものにするのに5年はかかりそう。デザイン(情報整理)でもう少しとっつきやすく整理することもできたかなーとは思う。 私にはまだ早かった。でも手と手首の関係とか基本的なことを知っておけてよかったし、絵の中の人間も生きている人間なんだということを忘れないようにしたいなと思った。止まっているものを動かしているのではなく、動いているものの一瞬を描いているのだ。続きを読む
投稿日:2022.09.27
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