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平山夢明 / 光文社文庫 (16件のレビュー)
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hacone
被害者がとにかく凄惨な目に遭い、犯人は捕まっていないというオチで終わる話の繰り返し。痛々しい描写がやけにリアルです。 読み終わった後に思わず戸締りを確認してしまったので防犯意識は身につくと思います。な…んとも言えない不安にかられるので一人暮らしの女性にはあまりお勧めできない一冊です。続きを読む
投稿日:2023.01.31
ロッキー
ネットに転がっている人怖話を、バイオレンス&意味不明な狂気マシマシにして、これでもかと集めたような、トラウマ必至な一冊。 怖いもの見たさで一気読みしてしまったけど、一人暮らしの女性には絶対におすすめし…ない! とにかく最悪なエピソードが続くものの、感情を挟まない淡々とした文体が、不気味ながらクールでかっこよく、フェルディナンド・フォン・シーラッハみたいなので、話が下品になりすぎていない気がする。 寝ていたら突然両腕と片足を折られる「セメントいきます」、電車で前に座った男が女子高生の頭を殴り始める「おら男」、ドラッグにハマった女性の末路が悲しい「スター」が印象的だった。続きを読む
投稿日:2022.12.10
そねこ
人間の怖さがにじみ出る作品。さすが平山さん。ただ、この本、実話が元だとか。世の中こんな「ヤバい」人間がゴロゴロといるものなのだろうか?いるんだろうなぁ。ニュースにはなっていないだけで、ヤバい事件は色々…と転がっているんだろうな。続きを読む
投稿日:2021.05.09
lasttrainhome
著者の悪趣味を楽しめるだけの心の余裕は持っているつもりだったのだけど、本作のレベルでひたすら残酷で嫌なことばかり連打されると普通に嫌な気持ちになって読後感が悪いという普通の印象になる。嫌さの水準が珍し…く許容範囲を超えてしまった。 嫌なことが起こるシチュエーションが後半に行くにつれてひねりがなくなっていくのもまた胸糞悪い。一人暮らしの女の人が男によって残酷な仕打ちを受けるというシチュエーションが多くなり、「細かなシチュエーションを設定している暇はないんだ!俺の思いついた残虐な行為をとにかく見ろ!ほら!ほら!ほら!」と迫られているような陰鬱な気持ちになる。そのようにシチュエーションの書き分けのあるきちんとした実話怪談の短編集として成立しなくなってゆきどんどん破綻していくのが狂気じみていて非常に気持ち悪い。 特に嫌だったのはボールを落と児童の話。なんというか人生や世界や他者というものを一切信じたくなくなり、地獄が日常と地続きになっていると思わされる。なかなか最悪だ。続きを読む
投稿日:2021.01.13
ykikuchi
"この本に紹介されているお話はすべて実話なのだろうか? 恐怖実話集と書いてある。 あまりにも恐ろしい話の連続に鳥肌が立ちまくり。 実話とすれば、被害者からの話しか聞けていないので、自分のことを悪く言う…人はいないだろう。ゆえに、なぜ赤の他人から突然の暴力を受けるのか不明のままである。当人は、身に覚えのないことなのだろうが、加害者には何かの理屈があるかもしれない。何もないとすれば、単なる運が悪かったということになる。 とにかく、世の中には理解しがたい不条理が存在していて、できることなら避けて生きていきたいものである。 何かを感じたら、その場から去るのみ。たとえ気に入った町であっても引っ越しをするべきだということを学んだ。"続きを読む
投稿日:2018.11.23
eriko310
やっぱり生きてる人間が一番怖い。 痛いこと、苦しいことを平気で人に出来るのは凄いなと思ってしまう。犯人捕まらない系が多すぎて辛かった。 部屋で読むと部屋にいるのが怖くなる。 外に出るのも怖くなる。… 自分の周りは、いつも平和であってほしい。 そう願ってしまうくらい辛い話ばかりでした。続きを読む
投稿日:2018.03.22
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