【感想】博多豚骨ラーメンズ11

木崎ちあき / メディアワークス文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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5
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ブクログレビュー

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  • につ

    につ

    このレビューはネタバレを含みます

    感想
    シリーズは十一作目だが、物語の中ではまだ1年しか経っていないことにびっくり。どんだけ内容の濃い一年なんだよ。

    久しぶりにシリアスかつ重めの話だった。人もたくさん亡くなった。最後は勧善懲悪。

    あらすじ
    話は前作のハロウィンの少し前に戻る。刑事の重松の同期で組対課にいた岩佐が亡くなった。調べていくと岩佐が亡くなる前に約束していた現役警官も殺されていた。

    一方、ジローは息子が殺されて復讐したいという男の依頼を受ける。物語はやがて一つの方向に収束していく。岩佐の妹をレイプして自殺に追い込んだ高校生と岩佐を追い込んだ県警の関係者が殺されていく。岩佐は生きており、復讐していたのだ。

    重松は岩佐に復讐を止めるように説得するが、聞き入れられない。県警の幹部にも隠蔽した事実を公表するように迫るが、自分が追い詰められる。重松はラーメンズに助けを求める。

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    投稿日:2024.03.28

  • 本ちゃん

    本ちゃん

    シリーズ11作目!
    今回はラーメンズのキャッチャーで刑事の重松さんがメインのお話でした…重松さんカッコいい!前作の話も絶妙に絡んでいて秀逸でした…珍しく(?)ホロリときてしまいました。

    投稿日:2023.10.03

  • 橘

    このレビューはネタバレを含みます

    重松さん巻。いつもよりコメディ少なくて、重苦しくてこちらも良かったです。
    “虐め”といってもやってることがやってることなので、本気で復讐されるとこうなるぞという……虐めと警察組織の不祥事が絡み合い、豚骨ナインは今回も現場で鉢合わせてる。裏稼業の世界は狭いです。
    久々のにわか侍も嬉しい。ミサキちゃんどんどん物騒に成長していくなぁ。
    スピンオフのネタバレを踏んでしまったのですが、スピンオフも楽しみです。重松さん伏線みたいな台詞喋ってる。

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    投稿日:2023.04.01

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    重松さんの過去には。
    好き勝手した挙句その責任は自身でとろうとせず、揉み消し隠蔽して終わりだなんて最低過ぎるな。
    断罪される際に口にした謝罪も命がかかっているからであり本心からだったのかは不明だが、あまりにも遅すぎる言葉だったな。続きを読む

    投稿日:2022.10.09

  • 菓子パン

    菓子パン

    二冊連続で読んだおかげか、記憶が新鮮で話のつながりが見えてよかった。本作の時間軸がちょうど10巻の途中のハロウィンあたりから続いている設定のため、逆に間が空いていたら話が見えてこなかったと思う。

    回のメインキャラは重松。事の発端は元同僚の岩佐の死が報じられたことだった。表向き、岩佐の死因は焼身自殺とされていたが、単独で岩佐の身辺調査をしていくうちにその死が他殺だったのではないかと重松は考え、情報集めに豚骨ナインに協力を仰ぐ。すると、岩佐の死はその後に続く事件の幕開けとなっており、それはジローが請け負った復讐の依頼とも絡むこととなる。

    重松は刑事ながらも裏稼業を生業とする豚骨ナインの仲間であるから、決して清廉潔白とは言えない。しかし彼の正義感は本物で、そんな彼を信頼している豚骨ナインのメンバーも決して不条理な悪を働かない。重松のピンチを助けた林が彼のことを「うちの大事なキャッチャー」と呼んでいるのがそんな信頼関係を語っているような気がして嬉しかった。
    本作は久しぶりににわか侍が活躍した回になったのではないか?馬場のスーツとにわか面をまとった姿を想像するだけでテンションは上がるが、今回の終わり方がどこか悲しく、すっきり解決!というオチではなかった。
    続きを読む

    投稿日:2022.09.07

  • メディアワークス文庫公式

    メディアワークス文庫公式

     博多を愛する刑事、重松が耳にしたのは、汚職に手を染め警察を去った親友・岩佐の訃報だった。かつての同僚の死に、疑念を抱いた重松は独自に捜査へと乗り出す。
     その頃、虐めを苦に自殺した生徒の家族から復讐を請け負ったジローの頼みで、馬場と林は周辺調査を進めることに。やがて二人は、ある女教師の存在にたどり着く。
     元刑事と生徒の死、別々に見えた事件は絡み合い、隠されていた警察組織の不祥事が発覚――! 信じ抜くべき正義を失った重松の前に、“殺し屋殺し”が姿を現す……!
    続きを読む

    投稿日:2022.06.06

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