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マイケル・ルイス, 渡会圭子 / 文春文庫 (4件のレビュー)
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fka
面白かった。(特に後半) 行動経済学が生まれるきっかけとなった心理学と意思決定の研究者、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーの研究生活と友情の物語。 二人の研究の成果については、カーネマン著…『ファスト&スロー』に詳しいので、この研究が生まれるまでの物語として読んだ。 序盤・中盤は彼らの生い立ちと初期研究の話で、あまり興味が持てずに、しばらく読むのを止めていた。しかし、後半を読み出すと、見知った行動経済学の話や、カーネマンの苦悩と二人の別れなど、話がドラマチックになり、一気に読んでしまった。名声を得たが故の二人の別れは、人間心理の難しさを感じると共に、「成果は一人では出せないが、評価されるのはただ一人」という残酷な現実を認識させられる。続きを読む
投稿日:2024.03.10
fujitatetsuya
行動経済学の創始者である二人、カーネマンとトヴェルスキーをめぐるノンフィクション。人間ドラマとして秀逸なのは確かだが、目的としては行動経済学の入門として読んだ。そういう読み方も可能。 そもそも発端と…して、イスラエル軍における人材評価として始まったということが興味深い。判断する際に権限を有する者が行い勝ちな「思い込み」「経験偏重」「統計軽視」などについて研究を深めていく。 軍事分野に次いで医療業界において理解者が現れ、経済学に話が及んだのは、その後であること。このあたりも興味深い。続きを読む
投稿日:2024.01.04
rgwdp128
エイモス・トベルスキーの名前はこの本で初めて知った。まさにトベルスキーの死後、世間の注目がカーネマンにシフトしたことが伺える。
投稿日:2023.02.08
文藝春秋公式
【「合理的な人間像」を破壊し、経済学を覆した二人の天才】なぜ人の直感は間違うか。『マネー・ボール』で著者が見落とした問題を解いたカーネマンとトヴェルスキー、二人の天才の足跡と友情。
投稿日:2022.01.21
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