【感想】全面改訂　第3版　ほったらかし投資術

ほったらかし投資術
著者：山崎元　水瀬ケンイチ
2022年3月30日　第1刷発行
2024年2月10日　第11刷発行

・全体感
いわゆる「ほったらかし投資」のバイブル。改訂されて3版目。
全体として…は、既に知っていることが大半で、インデックス投資の良さを強調する内容。極論、投資に回せる資金は全てオールカントリーの投資信託につっこんでほったらかしておけばよいというのがこの本が言いたいこと。確かに、ポートフォリオ理論を前提に考えれば、統計的に正しい。また、株式への知識がなくさらに求めておらず、それでも資産を運用して増やしたいという人にはマッチする考え方。ただ、少しでも自分で勉強して考えて投資していきたいと願う人には、このやり方は物足りない。つまり自分にとっては、全体のポートフォリオの一部にオールカントリー投資信託を組み入れる根拠としては成り立つ内容。4月から仕事が忙しくなり、ちまちま個別株の値動きを追いかけられなくなった。それでも毎月幾ばくかは、自動的に積み上げているとわかっているから安心できる。市況の良い時も悪いときも、つきあい続ける気持ちで。

・個人向け国債の意義
無リスク資産としての個人向け国債（変動金利型10年満期）
1)長期金利の66%の利息が半年に一度支払われる。（最低金利0.05%)
2)10年目に元本が償還される。
3)過去2回分の利息をペナルティとして支払うと、常に元本100%が払い戻される。
1行1000万円のペイオフリスクを超えた部分への対応策として有効。
金利が高騰すると、長期国債の価格が下がる。
極論、預金している銀行はBSに穴があいて経営破綻する可能性がある。
国債については主留似よって影響の出方が違う。
固定利付き長期国債の価格は下がるが、変動金利10年満期型は利息が上昇するだけで元本割れしない。
→国債暴落が起こった時、個人向け国債変動10年満期は銀行預金より安全。
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・基本的には長期、分散、低コスト
・アクティブファンドは大きく稼げる可能性はあるが、長期で見たらインデックスファンドに負ける
・概ね3ヶ月〜6ヶ月分の生活資金を確保して、普通預金に入れる
・運用資金の…中からリスク資産の保有額を決定する。
リスク資産の額は、「最悪の場合1年後に３分の1程度損をするかもしれないが、同じく3分の1程度の確率で4割ぐらい儲かる場合もあり、平均的には年率5%程度の収益率が出る資産をいくら持つか」と自問して決める。続きを読む

既に実行していることなので、自分の行動変容には至らないが、より納得して投資行動を続けられる安心感を得ることができた。
とても読書思いの本であり、投資初心者向けです。

NISAやiDeCoを活用した基本的な投資方法について書かれている。
しかしそれらの情報はYoutubeでいくらでも情報があり、そちらのほうがシンプルでとっつきやすい。

Youtubeでは説明されて…いないような、より細かい情報が本書にあるが、
そこまで知っておくべき情報でもない。

また、構成がわかりにくく、なぜここでその話をしているのか、
今一体何の話をしているのかがわかりにくいと感じた。続きを読む

投資とはリスクを買うこと。
市場に居続けることが投資である。
インデックス投資に勝てるアクティブファンドは少数。
手数料は最安に。
マーケットタイミングを探らない。

など。

総じて、とにかく耐えう…るリスク資金を設定して、リスクの可能性を織り込んで、オルカンを買いましょうと書いてあった。

とりあえず言われた通りにしてみました。続きを読む