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三上延 / 新潮文庫 (21件のレビュー)
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総合評価:
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Limei
1927年から1997年まで、同潤会代官山アパートに暮らす一家四代に渡る家族の物語。 関東大震災や世界大戦、そして阪神大震災でのそれぞれの悲しみを乗り越えたり、辛い時には支え合い助けあっていく家族の姿…に、同じように関東大震災でつらい経験をした私の祖父、阪神大震災で被災した私の祖父母と両親が重なり、涙でした。 家族の形も家もどんどん変わっていかざるを得ず、寂しくなることもあるけれど‥ 「人は入れ替わり、家も変わっていく。 きっとこの先も色々なことが起こるだろう、 嬉しいことも、悲しいことも、家族で分かち合って生きていけたらいい。」 この言葉を胸に、新しい家族の形ができていくことを喜びに変えていきたいなと思いました。続きを読む
投稿日:2024.03.18
keiko
特別大きな事件が起きるわけではない。ごく普通の家族の物語。 こういう話が、私は好きなんだなぁと、つくづく思った。 しかもきっと、三上さんの文章も好きなんだなぁきっと。 友達から回ってきた本なので、最初…は作家さんの名前を見てもぴんとこなかったけれど、著者略歴を見たら、あら、『ビブリア古書堂の事件手帖』書いた方だ、とうれしくなった。 しみじみと、滋味深い作品。続きを読む
投稿日:2023.12.22
おすみ
八重という1人の人生の中に、 新しい家族ができて、 その一人一人がまた人と出会い、 新しい家族ができていって、 思い出が、記憶が増えていく 人がいつか必ず老いていくことも、 別れがあることも、 哀し…さ、寂しさ、侘しさを感じるけど、 大切な人と、支え合って、暮らしを紡いでいく、 家族が世代を超えて繋がっていくのは素敵だなと思った続きを読む
投稿日:2023.10.09
つむ☆むむむ
名前と人物がたくさん出てきたので、少し混乱してしまったけど、そして少し前に読んだ本なので、だいぶ忘れてしまったけど、スッキリとした内容だったかと思う。
投稿日:2023.06.07
白いヤギと黒いヤギ
静謐。 およそ70年にわたる家族の物語。人が人を思いやり、縁を大切にしながら時代の波を超えていく。それも全て、このアパートがあればこそ。"帰るべき場所"があり、"大切にしたい人"と"思いやりの心"さえ…持ち続けていれば、人は誰でも幸せになれる。そんな優しい気持ちになれる物語でした。 「ビブリア古書堂の事件手帖」もそうですが、この作者は、基本的に"誠実な人間"が好きなのでしょうね。特にこの作品では、それを感じました。読後感がとても爽やかです。続きを読む
投稿日:2023.05.15
もさお
ビブリアの作者だからという理由で読んでみた。 物語に大きな起伏はないがそれでも情景や感情がよく表現されているなと感じた。特に登場人物の一人である進には感情移入する人が多そうだ。
投稿日:2023.03.27
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