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ドストエフスキー, 米川正夫 / 角川文庫 (10件のレビュー)
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Tonoen
このレビューはネタバレを含みます
癇癪持ちだったという作者の反映なのか、登場人物全員情緒不安定&短気すぎてまともな奴がいない。理解できる行動をする登場人物がおらずイライラしてくる。ラスコーリニコフの「理論」は作中で議論が深まっていくのかと思っていたらそうでもなく、「道理はいいが犯行の際の過失で天秤が狂って、さてあらためて善とは……」というふうに議論がされていくのかと期待したけどただめちゃくちゃになっただけだった。殺人どうこうの前に最初から最後まで周りに迷惑かけすぎだろ。最後なんか救われた感じになってるけど納得いかねえぞ。罪に罰はあったが謝意がなかろうよ。個人的ハイライトは上巻ラスコーリニコフの馬に関する悪夢と下巻カテリーナの錯乱場面。壮絶な描写は精神的ブラクラで、暗澹たる気持ちにさせてくれた。ロシア文学の人名呼称の複雑さや晦渋な訳で読み通すのがしんどかったが、世界的名作を読破したという経験の価値を踏まえてこの評価点。
投稿日:2023.01.27
英語ワクワク
上巻を読了。体力のいる読書です。 登場人物をメモした栞をつくりました。(必要最低限のみですが) ラスコーリニコフ 主人公 ラズーミヒン 友人 ドゥーニャ 妹 ルージン 妹の婚約者 ザミョートフ 警察…の事務官・ラズーミヒンの友人 ゾシーモフ 医者 ソーニャ マルメラードの娘 フォミッチ 警察署長 ポルフィーリィ 予審判事 スヴィドリガイロフ ドゥーニャを家庭教師として雇っていた家の主人続きを読む
投稿日:2021.07.25
サトウ
名作だからという安易な理由で読み始めたが非常にとっつきづらかった。 まず名前が覚えづらい上に同じ人物を違う呼び名で呼ぶからぐちゃぐゃ。統一して欲しい。 精緻な文学的表現?は確かにすごいけど、どのキャラ…クターにもまったく感情移入できない。みんな激情。 後編も読んだうえで評価したい。今のところあまり。続きを読む
投稿日:2019.09.08
tty884
難解な小説の代名詞として語られることが多い本作だが、思ったよりもエンターテイメント成分が多く読みやすかった。後半の畳み掛けるような展開は圧巻。
投稿日:2017.06.04
nuhuaueo0
上巻はあまり思想的・哲学的なテーマは出てこない。終盤でようやく主だった登場人物が出揃って「さあ、これから」というところで切れる感じだ。下巻が非常に楽しみである。
投稿日:2016.10.25
vatori
自身にとって初のロシア文学ということもあり、読むこと自体に苦労した。激情型の主人公の主張についていくのも大変だった。これは時間をあけてまた読む必要があるだろう。
投稿日:2013.10.22
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