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宇佐美まこと / 光文社文庫 (11件のレビュー)
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やっさん
闇金ファンタジー ってな事で、宇佐美まことの『熟れた月』 内容たっぷりな小説じゃったね サスペンス、恋愛、闇金、ミステリー……うん、色んな話でグチャグチャのチャンプルーみた…いな内容じゃったけど、終盤にかけて交わりあってまとまった料理に完成した様な…そんな感じかな 愛人文庫のくまちゃんの好きそうなウシジマくんみたいな内容じゃったりで、1冊で色んな本を読んだ様な感覚かな 続編あってもオモロそうじゃね 2022年56冊目続きを読む
投稿日:2024.02.03
ニャーテン
冒頭で殺人を犯してしまう母親、陸上部の先輩に憧れる高校生、余命宣告されたヤミ金業の女、取り立て屋の男、身体不自由で車椅子生活の男…年齢も住む世界もバラバラな彼ら一人一人の人生を追って最後まで読み終える…と、その重みと巡り巡る縁から生まれる奇跡に言葉を失い、ほぉ~っという深いため息しか出ない。 漠然としたあらすじにあまり期待せず読み始めたが、完成された結末は心を熱く揺らすコクある味わい。 リョウの存在には少し戸惑ったけど、彼が登場する度に殺伐した俗世の空気が優しくなる気がした。この役目は彼しかできないのだろう。続きを読む
投稿日:2023.09.16
アキヒロ
バラバラの話しが最後に繋がって感動した。金に纏わる再生のストーリーで最初は登場人物が最悪な展開で苦しくなったが、それぞれの運命が絡み合い人生大きく変わっていく。
投稿日:2023.09.02
はる
なんとも…中盤から怒濤の伏線回収というか、人と人との繋がりが一気にクリアになっていくんだけど、そこまでが、というかそこからも漂うなんとも言えない重い背景。この作家さんのほの暗い感じが好きなんだけど、こ…れはまたリアルすぎてちょっとしんどくなってしまった。続きを読む
投稿日:2023.07.07
1851206番目の読書家
最近ハマっている作家さん。 今作は中旬まで,登場人物の全員が不幸になっていくストーリーでしんどくなっていきます。が、中盤を抜けると,それぞれの登場人物同士の繋がりが出てきて,続きが気になり,一気に読ん…でしまいました。 派手な動きはないですが,昔の出来事を思い出しなが,昔の謎を解いていく作品です。 最後は,ファンタジックなハッピーエンドほっこりしました。こういう作品もいいなーとホッとしました。続きを読む
投稿日:2023.05.07
エリカ
「世界は輪っかのように繋がっているのだ、一度も会ったことのない人と人も、実は深い関係があり、昔起こった些細な出来事が、今日の出来事を引き起こす、ということが。」 秩序は巡るがメインテーマ。 最後には…、おまじないのような言葉は、ちゃんと伝えられるのだろうな、と、思いながら読んだけど、確かに巡り巡ったなぁ。 私は、宇佐美まことさんの本は、読むべき時に手に取っている気がする。 これも、秩序は巡る、なのかなぁ。 この本を読んで色んなことを言われた気がした。 お金に翻弄される人達ばかり出て来るけれど、博(ken)は言う、お金はただの道具でその道具を使いこなせるかどうかで人生は決まる。と。 人間、死ぬまでは生きてる。 変わりたいと思ったら、死ぬ間際でも変われる。と。 終盤に出てくる金子みすゞの詩がステキにマッチしている。 素晴らしいお話でした! 続きを読む
投稿日:2023.01.16
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