【感想】放送通訳の現場から―難語はこうして突破する

袖川裕美 / イカロス出版
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • katoetu

    katoetu

    同時通訳の様に英語と日本語に精通した人でさえ、新しい言葉には戸惑うことがあるし、西洋の常識の土台になっている文化や宗教、社会のことも知っておかないと、ピンとこないことも多いことが分かった。
    単語からくるニュアンスなど、ネイティブなら雰囲気を感じ取れるんだろうな。続きを読む

    投稿日:2022.12.18

  • whitesheep11

    whitesheep11

    英語を見聞きしていて思わず目が点になるときがある。それは、意味が理解できないときだ。モクモク羊のような一般人でもそうなのに、放送通訳者の世界は想像がつかない。同時通訳の場合、分からなくても何とかして乗り切らないといけない。




    著者は、長年放送通訳の世界で活躍していて、訳出に困った言葉やフレーズが載っている。




    arguablyは、「議論する、言い争う」などのargueと関係するのは分かるが、具体的な意味までは分からない。





    実際の意味は「論争しうる、議論の余地がある、異論はあるが」だった。





    例文が載っている。イギリスがEU離脱の通称交渉の大詰めを迎えた2020年末頃、通商交渉が難航しているのも危機だが、金融サービスについて議論する余裕がない現状をBBCは問題視してのコメントだ。




    It is argurably even more important for the UK.
    「それは、間違いなく、イギリスにとってのほうがはるか重要です」





    形容詞のarguableは「議論の余地のある」という意味で使われることもあるが、副詞のarguably
    になると大半が全く反対の意味で使われるそうだ。違いが分かりにくいので、注意が必要だ。




    法廷ドラマやニュースに出てくることにある表現にThe jury is [still]out がある。直訳すれば「陪審団は[まだ]外出中」となるが、これでは意味が通じない。




    実際に使われる意味として「評決は[まだ]出ていない、結論は[まだ]出ていない」となる。




    簡単な単語でも気をつけないと意味を取り違えることがある。





    英語は、いくら学習しても身についたレベルに達した気がしないなあ。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.22

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