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アジチカ, 梅村真也, フクイタクミ / コアミックス (5件のレビュー)
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総合評価:
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『黒犬』の優樹(2)
このレビューはネタバレを含みます
まさかまさかの連続だった第6回戦も、ついに決着の刻を迎える事に!! いきなり、勝者から言っちゃいますけど、やはり、釈迦が勝ちましたね。 七福神が合体して零福となり、釈迦のデカさに零福が自分の敗北を悟り、受け入れようとした矢先に、闇をも凌駕する邪悪が零福を飲み下し、史上最悪の存在が誕生しました。 その名は、第六天魔王・波旬(はじゅん)。狂気と暴力性、残虐さ、そして、極悪を凝縮させたような存在でした。未来すら見通せる釈迦ですら予想していなかった、なおかつ、攻撃を予知させぬ波旬の強さは圧倒的でしたね。 しかし、私を含め、大抵の読者は、釈迦の勝利を確信していたんじゃないでしょうか。信じたかった、じゃなく、勝つな、と言い切れた漫画読みは多かったと思います。 決して、梅村先生が、読み手に先読みを許すような拙いストーリーを構成しているからじゃなく、波旬に原因がありました。 確かに、波旬は強いです。多くの神すら、その存在を知らず、そのどす黒いオーラに戦慄したほどですから。けれど、これまで、神サイドで戦ってきた強者らと比べたら、完全に格が劣ります。 波旬は、ただ強いだけで、何も背負っていません。これまでの神は、様々なモノを背負っていたからこそ強かったのです。それゆえに勝ち、時に、負けたとしても、その姿には美しさがありました。 「自分」しかなく、誰からも応援される事のない波旬が、今まで長く険しい道程を歩み、己を見つめる中で地道に研鑽し、そのデカい背に様々なモノを負い、多くの者へ救いの手を伸ばし、大勢から慕われ、そして、零福と一体となった釈迦に勝てる道理がありません。釈迦が波旬を一刀両断した決め技、天眼妙覚大涅槃斬(マハーバリ・ニルヴァーナ)の太刀筋は、思わず、息をするのも忘れるほどに美しかったですね。 無様な敗北者として散った波旬でしたが、いくつか、読み手に生きていく上で大切な事を教えてくれましたね。一つ・調子に乗ると痛い目を見る、一つ・勝っていないのに勝った、と言ってしまうと、負ける、そして、一つ・鍛えられていない心は恐怖で簡単に折れる、です。 この台詞を引用に選んだのは、釈迦、カッケー、と魂が震えたので。 漢が一度、口にした言葉は、例え、死にそうになっても、絶対に撤回しない。 くどい、と思われようが、自分の筋を通すために、何度でも言い放つ。 これこそが、釈迦なんですね。 「じゃあ・・・もっかい、言わせてもらうよ・・・神が救わぬなら・・・俺が・・・救う・・・邪魔する神は、俺が殺“や”る!!」(by釈迦)
投稿日:2022.03.20
ホン・ヨンドル
【あらすじ】 混沌極まる第6回戦、遂に完全決着‼︎ 零福の体より突如現れた、第六天魔王・波旬。その圧倒的力によって、次第に追い込まれいく釈迦。しかし、絶望的な状況の中で釈迦は涼やかに笑う。光と闇の大激闘。最後に立っていたのは!? ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
投稿日:2022.03.11
けいた@京都
逆転の神器蓮生(ヴェルンド)。釈迦、波旬、零福、三者入り乱れた第六回戦がついに決着した。種と土で始まる、突然の語りが好きでした。[彼ですか…]の彼の展開がとても楽しみです。
投稿日:2022.02.20
三千年伯爵
この巻のメインキャラである波旬は魅力のあるキャラではない。しかし相対する釈迦、波旬を掌で転がし操る者、そして唐突に解説しに現れたwwwハデスが揃いも揃ってめちゃくちゃ良キャラで面白かった。釈迦のヴェルンドの当て字もそうきたか!とにやけてしまう。 それにしても、波旬を産み出した者はその出自を考えるとなぜラグナロクの対戦表にその名が連ねられているのか謎すぎるのだが、ともかくその異端ぶりの片鱗が今回垣間見れて登場が楽しみになってきた。
投稿日:2021.12.27
たいとう
第6回戦が決着!!アニメも終わって、少し中弛み感がありますが、第7回戦からの盛り上がりに期待します!
投稿日:2021.12.21
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