【感想】精神科医が教える 一喜一憂しない生き方

和田秀樹 / 三笠書房
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 坂たあ

    坂たあ

    対象が50代以降の人向けの本だと思う。私には少し早かったとは思うけれど、あと10年くらいしたら、そうやって生きていけば、細く長く生きていけるだろうなと思うような言葉はたくさんあった。
    「自分が幸せだと思えるなら、その人はそれで十分に幸せなのです」欲ばらず、いまを大切に、好きなことをして生きていきたいな。続きを読む

    投稿日:2023.08.09

  • Chisa

    Chisa

     自己啓発本の類は読まないと決めて生きてきたけれど、今年の夏は精神的にも体調的にもちょっと本当に具合が悪くて、満身創痍、藁にもすがる思いで手に取った。「些事に囚われ」嬉しいときは全身で喜びを表現し、悲しければ人目も憚らず号泣し、気に食わないことがあれば何もかも投げ出して逃亡する。些事にこだわり大事を忘れ、感情の赴くままに振る舞う生き方をしてきてしまったなあという反省はずっとあって、でもそれが自分だしと半ば諦め、半ば開き直り、ああまたやってしまったと落ち込むことがあってもその都度なんとなくやり過ごしてきたように思う。でもその対処の仕方が最近はどうやらうまく稼働しなくなってしまったようで、そのツケが今年、夏バテと共に顕著に出た。感情的な浮き沈みとそれがもたらす失態の数々をのらりくらりと受け流すことがもうできなくなってしまったのかもしれない、というか、きたのかもしれない。
     わたしは今三十代半ばだけれど、この本はもっと年齢的に上の読者を想定したものであると感じた。実際に本文中に「五十代」「七十代」「高齢」というワードが頻出する。それでも、今のわたしが読んでも十分ためになるし、今後も折を見て繰り返し読みたいと思う。もっと肩の力を抜いて生きていいんだ、と感じさせてくれる本だった。誰かから認められなくても、大きな花を咲かせることはなくても、「生きがい」のような大それたものがひとつもなくても、人は幸せを感じながら生きていくことができる。むしろそうやって何もない状態で満たされるためには自分の人生をどういうふうに捉えたらいいか、できる範囲でどんな選択すればいいか、ということを指南してもらえたような気がした。わたしは常に大きな視野を持つことがすごく苦手だという自覚がある。今までそうやって生きてきてしまったから仕方ないと諦めるのではなく、できることから少しずつ良くする努力をしてみようと前向きになれた。
     自己啓発本の「類」と偉そうにまとめて全否定してきたけれど、どうやら、良いものは良いらしい。
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    投稿日:2022.09.13

  • izusaku

    izusaku

     図書館の新着コーナーで手にとった。
     著者は老年精神医学が専門の著名な精神科医だ。本著は50代以降のこれまで組織で忙しなく走ってきたビジネスパーソンを対象に書かれている。臨床の場で中高年のアイデンティ・クライシスを訴える例が相当数あるのだろう。
     自分も「記憶」が曖昧に感じることが少なくないので注意しないと…。大切なのは足元の「いま」をしっかり生き楽しむことだ。
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    投稿日:2022.03.24

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