【感想】無敵の読解力

佐藤優, 池上彰 / 文春新書
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
3
7
5
2
1

ブクログレビュー

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  • kazu

    kazu

    対話形式で読みやすかった。
    ただただ池上、佐藤両氏の読書量と質に驚くばかり。

    台湾有事を必要以上に煽ることが実現性を高めてしまうこと、均質な中国人化を進め国民国家を目指す中国の悲哀、東京オリンピック2020と日本軍の失敗は同じ根っこの限定的合理性によるもの、日本の舵取りをする方々の愛読書と教養の低さの相関性、たびたびブームになる日本人論のカラクリはどれも俯瞰してものを見ない視野狭窄によるのかなと感じた。

    両氏とまでは難しくとも普遍的な価値や知識には触れておくべきで、それはやはり古典と呼ばれるものを熟読する必要を感じた。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.23

  • ttomohiro

    ttomohiro

    このタッグの本は何冊か読んでいるが、内容よりも2人の読書量が気になる。
    聞いたことのない著者の聞いたことのない題名の本を読んで当たり前のように言えるのはどれだけの本を読んできたらそうなるのか。
    とても追いつける気はしないが、この本で紹介されていた本で気になったものは読んでみようと思う。続きを読む

    投稿日:2023.05.23

  • s.kitami

    s.kitami

    政治家の読書の貧困さには、あきれるばかり。小泉純一郎に至っては「司馬遼太郎」・・・娯楽小説のオンパレード。

    投稿日:2023.03.26

  • rafmon

    rafmon

    本の読み方は人それぞれ、修行のような人もいれば、ただただ娯楽としてという場合も多い。知識を得る、論理を紐解く、ストーリーを追う。そのためにも、行間と文脈を理解する必要がある。文字通りにしか理解できないのがAIの弱点だと、ロボットが東大に入れるかを考察する新井紀子が解説していた。多義的な文章を一義的に解釈できるには、経験や共感、想像が必要だからだろう。

    では、佐藤優と池上彰の言う〝読解力”とは。
    本質を見抜き、いやそれを悠々と突き破り、文章以外の連想から著者の言外を広げる力。二人の対話が知的にスリリングだと感じる程、面白かった。対話本の相互に忖度するような予定調和ならウンザリだが、もはやその次元ではない。後半、政治家の本棚を嘲笑する様はやや悪趣味だが、言いたい事は分かる。

    もう一つ。オマケのようだが、この本で、斎藤幸平論やディープステート論について二人の考え方が知れた事も収穫。ー 公式なルートではなく、属人的なネットワークで難問が解決される。日本なら、麻布、開成、筑駒。そうした現象は増えてきていて、ディープステートと本質は変わらない。まさに、その通り。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.02

  • ライオン

    ライオン

    知の巨人と言われる2人が対談形式で、名著に触れながら各テーマで論じる。学術書は手に取りにくいけど、娯楽小説ばかりでなく、ここに上がった本のいくつかは手に取ってみたい。オリンピックのところで、日本の街はかつてゴミが溢れており、タン壺まであったとあり、びっくり。続きを読む

    投稿日:2023.01.15

  • schmetterling

    schmetterling

    第4章が特に面白かった!

    本棚って、それだけでその人がどんな人か、なんとなくバレちゃうので、怖いですよね(*_*)

    古典って、やっぱりちょっと苦手なんだけど、読んだ方がいいんだろうな(^_^;)

    続きを読む

    投稿日:2022.12.24

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