【感想】涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙

太田紫織 / 角川文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「ヒトリシズカ」
    残っていた指輪は誰の。
    記憶を失いさまよい続けた日々は自分で思っているよりも長く、周囲は変わっていたから戻らなかったのかもな。
    自殺していないという事実が届いていたら、あの場で最期を迎えることはなかったかも。

    「忠犬は泣かなかった」
    待ち続けていた場所は。
    実際に全てを理解しているかと問われれば答えに困るが、もう帰ることがないという事は本能で分かるのかもな。
    提案しなければ梃子でも動かず、業者に無理矢理など最悪な状況になっていただろうな。

    「海より来たりて」
    決められた期間の間に。
    頭の回転が早い人が知り合いに居なければ、分かる限り詳しく話をしても辿り着けなかった答えだっただろうな。
    物騒な一報を聞いて何故直ぐに所在の確認をしたのか、過去に彼は何をしでかしたのか。
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    投稿日:2022.11.14

  • 蒼

    このレビューはネタバレを含みます

     大学を休学して第二の故郷である旭川で葬儀屋のバイトをする青音。同僚の勇気と湖畔でキャンプをしていたが、放置車両の中に遺体を発見した。その遺体は悪役プロレスラーの雄大で、雄大は突然姿を消して行方不明だった…

     最初、遺品の指輪が出てきて奥さんの指には嵌まらないと判った時、不快な気持ちがありましたが、徐々に理由が解明されていった時には切なくなりました。本当の指輪の送り主に渡せて良かったです。

     幼馴染の菊香との再会も、青音にとっては当初不快な再会だったけれど、ちゃんと話して和解した時、ようやくホッとできる相手が出来て親目線でじんわりしちゃいました。

     そして、不穏な動きをする紫苑。まだ紫苑に対しては何かある様ですね。

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    投稿日:2022.02.15

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