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馳星周 / 集英社文芸単行本 (42件のレビュー)
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総合評価:
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ザックアイ
相変わらず馳星周さんの作品はハードボイルドぽい所突っ込んでくるなぁ。競馬は良く分からないけど実在馬『ステイゴールド』をモデルに小説家されてるそうですけど波瀾万丈な馬だったんですねぇ!その歴史に残る話は…競馬ファンの詳しい方に聞いてみたくなりました。続きを読む
投稿日:2024.04.02
につ
このレビューはネタバレを含みます
感想 ダビスタでなかなか強い馬が作れなかったことを思い出す。 馬に関わるのはジョッキーだけでなく、調教師や装蹄師、獣医、厩務員、トレセンの乗り手など様々な人がいるんだなぁ。 サクセスストーリーで読了感も良かった。 あらすじ 主人公の敬は北海道の浦河で養老牧場を営んでいる。若い頃は騎手を目指したが体重管理が出来ずに断念し、装蹄師として働いた。 和泉牧場の一人息子だった幼馴染の亮介は元一流ジョッキーだったが、覚せい剤で逮捕され、出所して再び戻ってきた。その頃、ちょうどエゴンウレアという実力はあるが、勝てない馬のトレセンでの乗り手がおらず、亮介が雇われることに。しかし、借金取りが亮介に来て以来、なんだか雲行きが怪しくなる。 敬は牧場を担保に入れて、馬主からお金を借り、亮介の借金を肩代わりする。それも全てエゴンウレアのためだった。 エゴンウレアという馬と出会い、周囲の人の意識も期待も変わっていった。ノール・ファームという大型牧場に対して、日高の星としてエゴンウレアは期待され、現役最後の香港のG1戦で、黄金旅程として名前が登録され、見事勝利し、種馬として登録される。
投稿日:2024.03.06
南青山
ステイゴールドをモデルにした馬は魅力的に描かれ何故あれほど人気があったのかよくわかる物語。生い立ちなどはかなり変更ありガチ勢注意。周囲で起こる人間ドラマは競馬モノではよくある感じ。
投稿日:2024.01.02
たろ
【読者が書いてほしかった場面を書いてない】 競走馬たちをレース場に立たせるための、 裏方達のあらゆる奮闘や馬への愛を描いた本作。 しかし構成上、やはりか悲願のG1一勝目が最大の山場として設定されている。 その方が生産者・調教師・装蹄師ら裏方達の一喜一憂を描きやすいからだ。 ただ、ここに読者が書いてほしかった内容との若干のズレが生じているように思えてならない。 というのも、元ネタとなっているステイゴールドの史実があまりに有名だからだ。 伝説となった香港ヴァーズの一戦がまさかの最終盤のダイジェストになってしまっている。 正直、ここをとにかく氏の熱い筆で熱烈に描いてほしかった。 それだけを望んで本作を手に取っただけに、猛烈な肩透かしで土俵に叩きつけられたような気分。 もちろん私個人の勝手な思い込みや期待が多分にあっての独り相撲だ。 しかしせっかくステイゴールドという長い競馬史においても非常に稀有な馬を題材にしたのなら、 一番書いてほしい世紀の一戦がダイジェスト送りとなったのは、あまりにも寂しい。
投稿日:2023.09.19
けん
競馬の華やかさの裏にある残酷さが、とても丁寧に描かれていてた。馬主や、ジョッキーだけでなく、多くの人が関わり、人生を掛けて情熱を注いでいる。一握りの成功を夢見て。
投稿日:2023.07.22
s
競馬を見る視点が確実に変わり競馬を愛する人々の気持ちが凄く伝わった 実力はあるのに気性が荒く人間の言う通りにはならないエゴンが引退して生き残るためにはGⅠで優勝し種牡馬になるしかない 引退が決まって…いるラストランの香港GⅠの優勝は感動と興奮 そしてエゴンの血は受け継がれてゆく続きを読む
投稿日:2023.07.02
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