【感想】どうしても生きてる

朝井リョウ / 幻冬舎文庫
(199件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
53
74
52
9
0

ブクログレビュー

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  • tatsu

    tatsu

    1
    健やかな論理
    人の気持ちは流動的/グラデーション、論理立てて考えれば矛盾してしまうような考え方や感情も人間の中では共存できてしてしまう、人の感情や考えは第三者の言葉で説明できるものじゃない、行動の動機はあったりなかったりそこまで深くなかったり浅くなかったり

    共感、納得できるものが多くて面白かった

    2
    流転

    3
    七分二十四秒めへ

    4
    風が吹いたので

    5
    そんなの痛いに決まってる

    6
    続きを読む

    投稿日:2024.05.24

  • Yutti

    Yutti

    どこまでも現実。
    普通夢は叶わないし、思い描いた人間関係も築けないし、正しいことをし続けられる訳でもない。
    自分は籤の当たりかハズレで言ったらハズレの方にいるんじゃないか、そう感じざるを得ない人生の中で、それでも生きているし、生き続けていかなければならない現実を描いた作品。
    「いつだって少しだけ死にたいように」
    そんな思いを抱えながら生きていることを肯定してくれる、寄り添ってくれているように感じた。
    決して明るいものではないが、それ故に希望ではなく、現実的な生きる理由を教えてくれる。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.20

  • sono0621

    sono0621

    はじめて朝井リョウさんの本を読んだ。
    あまりにリアルすぎて最初は読むのが辛くてやめようかと思ったほどだったが読んでいくうちに惹き込まれる。短編集でこんなに読み応えのある本にはなかなか出会えない。
    ほとんどの人が考えていても口には出せない思いがここにはあった。日々感じている不安や理不尽さ、生きていくためには人を裏切ったり罵ったり、正直自分の人生をハズレ籤と思ったこともあり、ハズレ籤を引いたことがなさそうな人たちに腹が立つこともある。けれどそれでも生きている…。ハズレ籤も繋げれば大きなリボンになる。厳しい現実だけど最後は希望が持てる終わり方だった。続きを読む

    投稿日:2024.05.13

  • おくり

    おくり

    いまを生きる人を、その目線で飾らずそのまま表現した作品。全てが明るく前向きでは無いが、つらい状況下でも生きる気力をぐぐっともらえる。

    投稿日:2024.05.11

  • RUI

    RUI

    どこまでもリアル
    小説だからこその作り込まれた美しさや感動を一切排除して、どうしようもない現実でもがいて生きる人々の物語
    生きるってそんなもんだよって、何とも言えない
    心の癒しとか前向きな感情を期待して読むもんじゃなかった続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • bouquet866

    bouquet866

    「虚」を描く小説のはずなのにものすごく「現実」だった。共感ではなかった。年齢的にはだいぶ大人なのに、私はこういうぐるぐると渦巻く出口のない感情に出会っていない気がする。ただ、この感覚は朝井さんの小説を読んだ時にしかない。また読み返す。続きを読む

    投稿日:2024.04.11

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