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黒野伸一, 中野剛志 / ボイジャー (7件のレビュー)
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rafmon
MMT(現代貨幣理論)をストーリーの軸にして、それを取り入れた世界観、それを取り入れない世界観を描く。こうした小説は、論説のアクが強すぎて、小説そのものが貧弱な場合が多いが、本著は、物語の比率が高く、…ストーリー展開そのものを楽しめるので、まさに楽しみながらMMTが理解できるような、恐らくは作者の狙い通り。いや、監修に関わった中野剛志氏の思惑通りでもあろうか。 MMTについて説明が中途半端となり、手放しで迎合するのは危険だ。しかし、流石に中野剛志はそをな乱暴な事はしない。バランスを取った中身なので、安心して読める。バブル期からコロナ禍までの社会変化を経済の動きで追える、というのも本著における楽しみ方の一つだろうか。 気軽に読めて学べる一冊。ただ、出てくる固有名詞が実在するため、現実と創作が混同しないようには注意が必要だ。続きを読む
投稿日:2024.02.13
sugar41
MMTに関する本を読んでいる過程で目にしたので、読んでみました。 実は、あまり期待していなかったのですが、 ・発刊当時のコロナ状況を丁寧にまとめている点 ・(MMTはともかく)日本の経済の経緯や状…況について コンパクトにまとめている点 は、評価できると思いました。 その一方で、この本の中の世界で、 ・どの部分が本当に起こっていることなのか ・どの部分が妄想(空想)なのか については、混然としており、そこが非常にもったいない気がしました。 この点は、著者の力不足なのか、編集者の力不足なのかわかりませんが、ここがうまく表現できていれば、この本の完成度はもっと高かったと思われます。 とりあえず、日本の経済の概略について理解したい人にはお勧めできる本だと思います。 が、官僚に対しては、マイナス面ばかり書かれているので、官僚に関する記述については、「中にはそういう人もいる」ぐらいで読んだ方がよいように思います。続きを読む
投稿日:2023.12.10
りゅう
真ん中の300ページくらいは平成の出来事を振り返る、がテーマです。 真ん中全部削ればもっと端的にまとまって売れやすくなるのでは 最後の50ページの内容を想像力豊かに膨らませた、経済小説かと思っていた…のでがっかりでした。 そこを掘り下げ掘り下げ、具体的にMMTの考えに沿った未来の日本はこうなんだよ、こうなるんだよ、が読みたかったのにすごーくざっくり雑な感じでした。 結果的に、まさかの出来の悪い恋愛小説でした続きを読む
投稿日:2021.08.26
yokota3716
取り敢えず読んだけど自分は何を伝えたいのかわかりません。 中途半端に感じますね。 他の作品は面白かったのに。
投稿日:2021.06.10
おとん
タイトルに共感して手にしたが、小説というよりバブル以降の振り返り年表みたい。「限界集落株式会社」ドラマは面白かったが…それにしても、たった1年前のクルーズ船騒ぎすら記憶の彼方。PCRにワクチン、「なぜ…日本は何をするにしてもこうも遅いのか。何がネックになっているのか。検証されない不思議」この1年半、理不尽は多々あったが、心配なのは「国を守る者たちの無責任と無能さが白日の下にさらされたこと」「日本社会の脆弱さが浮き彫りになったこと」マスクにも象徴されるいつまでも従順で、こと無かれの国民性。続きを読む
投稿日:2021.05.23
masahiro884
現代貨幣理論を導入した2040年の日本を舞台にした経済SF小説。さて、うーむ…プロパガンダ小説とは言わないが、本作の場合どうしても作品の評価と自分の政治的思想を完全に分離して文章にするのが難しいw純粋…な小説というよりは小説の形式を採った入門書といった印象を受けた。MMTの理解度がほぼゼロに近いレベルの人間としては興味深く読みました。続きを読む
投稿日:2021.05.22
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