【感想】おはようおかえり

近藤史恵 / PHP研究所
(66件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
7
20
25
7
2

ブクログレビュー

"powered by"

  • コロ

    コロ

    曾祖母が妹に憑依する、ファンタジー設定の家族ドラマ。女性の社会の在り方や、目標の持ち方は、現代の女性のテーマに通ずると思う。
    怖くないからなんでもできる、ではなく、
    怖くてもそれでも歩き出せる。
    あの人は前向きだから、と思ってた人も、実は怖いのかなと思った。怖いからやめる選択は、やめようと思った。続きを読む

    投稿日:2024.05.09

  • chisa

    chisa

    和菓子屋さんを舞台に、その曽祖母の思いや、父が在日であることへの葛藤などが描かれる。
    曽祖母がつぐみに乗り移るという、ファンタジー要素がありつつ、けっこうスルッと楽しく読んだ。

    投稿日:2024.04.30

  • ハルめめ

    ハルめめ

    北大阪で70年続く和菓子屋「凍滝」の二人姉妹、小梅とつぐみ。和菓子店を継ぐ姉と、大学留学を目指している活動的な妹。曾祖母の霊が妹に憑依するという少しファンタジックなお話だけれど、姉、妹そして曾祖母の心の機微が何気ない描写にふんだんに溢れてくる。「おはようおかえり」無事に帰ってきてとの願いが込められた言葉。とっても優しい言葉。続きを読む

    投稿日:2024.04.12

  • tweelingen16

    tweelingen16

    代々女系が継いでいる和菓子屋さん、小梅はその4代目候補というか漠然と長女だから継ぐのかなと思っている様子
    嫌いじゃないけど大好きでもなくて、でも周りの状況から自分の役目かなと思うところ、空気を読んでるつもりはないけど結果読んでしまっている、良い悪いは別にして

    曾祖母の魂?が妹に乗り移ったり、災害が起きたり、曾祖父と愛人の間にできた子どもの孫が出てきたり(遠い親戚)、人種や性的マイノリティの話が出てきたり、キーワード盛り込み過ぎで、姉妹の話なのか家族の話なのか和菓子屋の歴史の話なのか内容が薄まってしまった感じは残念だったな

    「おはよう」「おかえり」かと思ったら、「お早うお帰り」だった
    そう言えば時代劇でそんなセリフ聞いたことあったなと思いつつ、この言葉をかけてもらえる人は幸せだなと思った
    続きを読む

    投稿日:2024.04.10

  • amy

    amy

    近藤史恵の日常ミステリ家族小説。和菓子屋の姉妹の話だった。
    近藤史恵の作品には多いけれど、さらっとゲイの人が出てきたりするんだよな。そういう描写が嬉しくなる。
    作中で明かされる主人公と主人公家族のある事柄に私は自分のフィルターをべりっと剥がされた感じがした。
    曾祖母のことについて探りながら主人公が自分と家族に向き合っていく話なのだけど、最終的には心があたたかくなれる、優しい読み口だった
    続きを読む

    投稿日:2024.01.29

  • かりん

    かりん

    自分は逆に外に出たがる妹に、お姉ちゃんも家業に縛られなくてもいいと思うと言われた時に
    「この世の中で、なにか特別できらきらしたものを見つける人なんて、少ししかいないのではないのだろうか。
    それを見つけないと充実した人生と言えないのなら、自由でいることだって抑圧的だと思ってしまう。」

    「たった一度の人生だから、やりたいことをやった方がいいという人だっているけど、たった一度の人生だからこそ、よく考えて行動したいのだ。」
    というところに共感した。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.16

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。